2018年2月19日月曜日

私が嬉しい

2月16日(金)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
女性NBさん。
教えていて、嬉しい瞬間というのは色々あると思います。
成果を出してもらえたとき、目からウロコを感じてもらえたとき、なんてのは分かりやすい例で。

最近は、講習生が成長曲線に乗ったような感覚があるときに喜びを感じるようになってきました。

とある練習に面白みを見いだせない講習生が居たとして、それが楽しく感じてくれたのなら、嬉しすぎて誰か友達に話したくなりそうです。
<講習では、初めてリードしてもらいました>

ちょっとした怪我明けで、クライミング久々というNBさん。
ですが、ジャミングもカムセットも、リード中の落ち着きも、すべてが何だか成長曲線に乗ってきたなと感じました。

いやはや、良かったです。

シュミレーション能力

2月15日(木)は、1コマ目がリード3回目。
男性OZさん、女性STさん、女性SBさん。

2コマ目が、リード1回目。
女性KBさん。
私は、岩場におけるレッドポイントのためのトップロープリハーサルが好きではありません。
それは、1回連れて行ってもらった山のルートに、後日同レベルのパートナーと登って「自力で登った!」と言っているようなものだと思うからです。

「レッドポイントトライは先を知っているからこそのリードにはなるけれど、ファーストトライは登れなくてもリードでヒーヒー言わされることで本当の経験に繋がるだろう。」
というイメージです。

と、ここまでは私のことをよく知っている人なら、いつもの話。
本日のKBさん、最初にトップロープで登ったルートを擬似リードしてみたら、驚きの連続。
「トップロープのときと、ムーヴが変わりました!」
具体的には、クリップ態勢を作るとか、レストしたくなるとか。予想外の出来事が・・・。あと、足位置も微妙に変わった様子。
「リード(あるいは擬似リード)しなきゃダメですね。」と、何度も何度も言っておりました。

私がトップロープリハーサルを避ける理由は、そのルート固有のシュミレーションが出来てしまうから。
KBさんがトップロープでの練習に無意味さを感じたのは、リードのシュミレーション(練習)になっていないと感じたから。

結論は同じでも、想いは違いますね。

さてさて、OZさんはジムリード講習を卒業といたしました。
よろしければ、岩場リード講習かムーヴ講習にまたいらしてくださいませ。

2018年2月16日金曜日

繰り返される感想

2月14日(水)は、クラックリード講習にて城ヶ崎。
UD夫妻、男性NSさん。
今回の帰り、感想を聞いたときの話。

UD旦那様。
「今までの自分のカムが、かなり効きが甘いのを多用しているなと思いましたね。」

UD奥様。
「あれ、それ前回も言ってたよ。」

UD旦那様。
「そうだっけ?」
UD奥様
「ジャミングにも、ホールドと同じで効く方向があるんだってことを意識してなかったです。」


「あれ、それ前回も言ってましたよ。」

UD奥様
「えっ、同じ過ちを繰り返してますかね・・・。(笑)」
今回は、あまりにもコントっぽかったのでネタにさせてもらいました。
ただ、前回と似たような感想を述べる方って、少なくありません。
前回は、感想としては述べていても、骨身に染みていなかったから忘れちゃったんでしょうか?

あるいは、前回より理解が深まったんだけれど、感想としては同じセリフになっちゃったんでしょうか?
他に、私が思いもよらない第3の可能性もありそうですね。

技術習得の過程を、その人の心理状態も含めて眺める、というのは興味深いことだなぁと最近思っています。

当たり前っちゃあ、当たり前なんですが。
技術的ミスの初心者あるあるだけでなく、心理状態の講習生あるあるにも詳しくなって行きそうな私です。

そして、それは私自身のクライミングにも、きっとプラスになることでしょう(笑)。
実践本気トライ
NSさん 鬼ころし(5.7) R.P.。
UD旦那様 樹氷(5.8) O.S.。純(5.8) フラッシュ。
UD奥様 樹氷(5.8) フラッシュ。純(5.8) O.S.。

2018年2月13日火曜日

スコーピオンR.P.、など

ここ1週間ほど、ほとんど仕事が無かったので、登りに勤しんでおりました(笑)。
という訳で、3日分まとめて。

まず、2月9日(金)は、長門先生、橋本くん達のグループに混ぜていただき、御前岩に。
<さすがに、日陰の駐車場は雪が残る>

本日は体調も良く、トライもちゃんと出来て、悔い無き1日。
ただ、実力不足で、結果はコテンパンでした。

手がかじかむのが嫌な私は、南面でしか登っていないので、もう難しすぎるのしか残っていないんですよー。
言えば言うほど、言い訳っぽくて惨めになる感じなので、この辺で。
<アップ中の長門さん>

具体的に登ったルート
・息子の名は祐希(6b) 再登でアップ。
・バイオニックソルジャー亀(6c) 再登でアップ。
・神社(8a+) ムーヴが出来ずに敗退。記念受験にもならない状態。
・大蛇(7c+) 前回と同じく、下部のボルダリーなセクションが、何度ハングドッグを繰り返しても未だ解決できず。 ただ、長門さんのアドバイスにより、ボルトへのクリップをヌンチャクから環付き1枚に変えたら、ビレイヤーとの激突っぷりがマシになってきた。

御前岩は、もうちょっと気温が上がってから、東面、西面などを楽しみたい感じです。
<アップ写真をリクエストされておりますが、今回は後ろ姿でご容赦を>

2月11日(日)、12日(月)は、カメチヨ先生と城ヶ崎。
<城ヶ崎>

初日は軽めに流して、2日目にスコーピオンというスケジュールにしてみます。

個人的には、スコーピオンは1トライごとに指が腫れます。
1トライ目より2トライ目、2トライ目より3トライ目の方がジャミングが難しく感じる始末なので、2日間あっても意味が無いという割り切りで。
<インディアンドール(5.10d)をR.P.するカメチヨ>

初日に登ったルート
エリア:日蓮崎。初めて行ったので、結構ウロウロ探した。
・アダム(5.8、ハンド系?) フラッシュ
・インディアンドール(5.10d、ハンド系?) フラッシュ
・スーパーシリアスジャム(5.10d、フィンガー+フェース系?) オンサイト
・イブ(5.10d、オフフィンガー) スリップフォールしてしまい、2擊。うーむ、あそこは一旦クライムダウンして、気合いを入れ直すべきだったと反省。

岩戸をやっている知り合いがいたので、興味が湧きました。
<トポに無い5.10aくらいのワイドを、O.S.するカメチヨ>

さて、翌日のスコーピオン。
なんと、本日は4人がトライ。
(ちなみに、この日に私を含めて3人がR.P.しました。超人気ルートなんですねー。)

ただ、私以外の3人はトライ時間は短いです。
私のトライが一番長くて、申し訳ないぐらい。

本日から触ろうと思っていた人は、気を遣ったのか、順番待ちを避けたのか、別エリアに移動してくれました。
<トラベルチャンスをフラッシュするカメチヨ>

以下、スコーピオンをトライした方に話したいだけの、トライの顛末。
オンサイト狙いの方は読まないでください。

1トライ目。
狙っては行ったが、結局は探り便っぽく。

下部トラバースの核心ムーヴは、ようやく再現性が高いムーヴを発見。ただし、体幹に感じる強度が限界近いムーヴなので、テンション後なら出来そうという感じ。

上部核心を復習した感じでは、以前よりは感触が良く、核心手前でハンドクラックにカムセットする方法を偶然発見できました。
これなら、下部核心を越えてくれば、頑張れる可能性あり。
<ゲルニカを2擊するカメチヨ>

2トライ目。
下部トラバースの核心で、フォール。
ただし、さらに細かいコツが分かって来て、1テン後すぐに再現できる状態になった。

上部核心手前で、コウモリレスト(?)中のカムセット位置の修正を加えることにも成功。(富山の方からのアドバイスにより、キャメ2の位置をずらした。)

これで、だいぶ省エネ可能に。
これで満足して、上部核心はやらずにエイドダウン。
夕方の最終トライをやりたい人もいたし、自分もフォロー回収で指を酷使したくはなかったので。
<クライムダウンして、完全レストだ!(笑)>

さて、カメチヨのゲルニカが意外にも1時間以内で終わって、明るいうちに最終トライ可能な時間に。

という訳で、念のためにヘッデン装着で、3トライ目。

カメチヨ先生のアドバイスにより、下部核心のカムセットまで終えてから、気合いでクライムダウンを敢行!
本当に落ちそうになりつつ、地上数メートルの完全レストポイントまで戻って、さあリフレッシュ。

気合い十分、リスタートして下部トラバース核心までを初成功!

すっかり慣れた3Dムーヴで、コウモリレスト。
さすがに、このレストも慣れてきたんですが、足のロックが効いた状態で脱力してしまうので膝が痛いです。

あとは、修正を加えたムーヴで上部核心をこなせれば、というところで1回足が切れて焦ることに。
それでも、どうにか最終面のガバを掴み、ちょっと苦しいレスト。

回復しきれないまま、最後の垂壁ムーヴをパンプした状態でこなして、終了点へ。
<無事に終了点>

終わってしまえば、明るいうちに登りきることが出来ました。
ただ、このあと自分でフォロー回収するので、そこは薄暗い感じでしたが。

いやー、何年も頭によぎるルートだったので、だいぶ嬉しいです。
最新の100岩だと5.12bらしいので、ついでにクラックのR.P.グレード更新でもありますかね。

2日目に登ったルート
浮山橋
・トラベルチャンス(5.10d) 再登でアップ。しかし、ビビる。
・スコーピオン(5.12b) 通算5日目。昨年までは繋がる気がせず、2週間前にようやく現実的な可能性が見えたのだけれど、本日中に決められて本当に良かった。

2018年2月5日月曜日

岩場からジムへのフィードバック

2月3日(土)、4日(日)は、岩場リード講習にて、湯河原。
1日目が、男性STさん、女性ODさん、男性HWさん、新規男性HNさん。
2日目が、女性Mさん、女性ISさん、女性MKさん、男性SDさん。
<前日までの雪が少し見える>

湯河原のような傾斜の緩い岩場では、足置きに関して考えさせられることが多いと思います。

で、今まで以上にスタンスと足裏のフィット感を意識した様子の皆さん。
<おたまじゃくし>

1人の講習生から、帰り際に質問。
「ジムでも、気をつけていれば、この感覚(足裏感覚)は養われますかね?」
もちろん、養われると思います。

ただ、岩場の中でも傾斜の緩いルートにおいて、特にその有り難みが感じやすいのは確かです。
<擬似リード>

一方で、ジムにある割とスタンスの良いルートでも、足を丁寧に置くに越したことはありません。

ただ、スラブっぽいルートに比べて、「意識しないよりは微妙に楽な気がする。」という程度の有り難みしか得られないかもしれません。
でも、「そうは言っても微妙に楽だな。」と私は思います。
<STさん>

岩場とかジムとか、そういう括りを無しにして考えても。

足置きが超重要なルートと、足置きが丁寧に越したことはないけど他にもっと大事なこと(シークエンスとか、クリップのタイミングとか)があるルート、ってありますよね。
<ムーヴ練習>

話を戻すと。

岩場で最重要なことも、ジムでは「ほどほど大事」くらいにランクされることもあります。
でも、意識を高めるには良いチャンスですよね。
<まだビレイは、力み気味?>

実践本気トライ
1日目
STさん:フック船長(5.10a) O.S.。ただし、安全上に課題残る。
ODさん:フック船長(5.10a) 2トライして、1テン。惜しい。
<SDさんのフック船長>

2日目
SDさん:フック船長(5.10a) O.S.。
MKさん:フック船長(5.10a) 再登。
ISさん:アブラカダブラ(5.10a) O.S.。
Mさん:アブラカダブラ(5.10a) 数回のフォールにて、トップアウト。ライン読みを外したのが悔やまれる。
<Mさんの本気トライ>

2018年2月2日金曜日

3月の予約受付

ようやく、予約受付公示です。

2月5日(月)の22時より、3月分の予約受付を開始いたします。
雪の季節もまだありますが、マルチピッチ講習も再開可能時期になります。

クラックリード講習は城ヶ崎、岩場リード講習が湯河原と天王岩かは気温などの状況次第、といった季節です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

たまには

2月1日(木)は、クラックムーヴ講習にて、ビックロック日吉。
女性HMさん、女性IUさん。
この日は、直前まで予約はありませんでした。
すると、2人から直前連絡。

「2人で岩場に行く予定なのですが、天気が微妙なのでビックロック日吉でクラックの講習をしてもらえませんか?」
といった趣旨。

という訳で、午後から6時間ミッチリやりました。
収穫としては、クラックとフェース、ジムが共通原理だということが少し分かっていただけたことだと思います。
あとは、本人なりにチョットした雑さに意識が向いたり、2人の動きの癖が真逆なのに気づいたり、といったところでしょうか。

久々にイレギュラーな依頼でしたが、真面目に考えていただけて、楽しい1日でした。

進歩

1月30日(火)、31日(水)は、自分のクライミングにて城ケ崎。
高柳と。
<トラベルチャンスをO.S.する高柳>

初日は、浮山橋でスコーピオン(5.12a?)。
昨シーズン、イケメンエイドを使っても登れていませんが、今回も登らせビレイヤーの高柳。

本日で、トータル4日目。
また登れなかったのですが、さすがに進歩は感じて、「通えば何とかなるかも。」という予感めいた手応えはありました。
フィジカルが成長したのか、ムーヴが洗練されたのか、過去のスコーピオン記憶が活かされたのかは、判別不能です。
まぁ、全部ちょっとずつあるでしょう。
<スコーピオンをフォローする高柳>

2日目は、シーサイド(ボルトルート主体のエリア)。
ここは、2011年に通っていたのが最後だと思います。

当時は、シンデレラボーイ(5.13a)を目標にしたのに、その下部であるサザンクロス(5.12b)を何日も通って登れなかったという苦い思い出が。

さらに、10年くらい前にはピスタチオ(5.12a)でカチが全く持てずに敗退したという思いでも・・・。

当時は、登り返しの渋滞に嫌気がさしたり、スポートルートの人の輪に馴染めなかったりと、良い思い出が少ないですよ。
<アップ中>

ただ、右半分のエリアは一撃狙い用と決めて触らないでおいた当時。
今更ながら、その貯金が活きるときが来ました(笑)。

特に、パンピングアイアンⅡ(5.12b)のフラッシュは、全力を出し切るトライで成果が出せて、本当に良かったです。
<パンⅡの高柳>

具体的に登ったルート
1日目:浮山橋
・トラベルチャンス(5.10d) 再登。ムーヴは5.10bだけど、PDっぽくて怖いといつも思う。落ちない方が良いセクションもあるし。
・スコーピオン(5.12a?) 2トライして、ムーヴ分解。ようやっとつながる可能性のあるムーヴになってきた?

2日目:シーサイド
・海賊フック(5.10b) 再登。アップのために、トップロープでもう1回。皿ホールドなどの感触を思い出す。
・パンピングアイアンⅡ(5.12b) フラッシュ。高柳のビレイをして、ムーヴやらホールドを全記憶(笑)。フラッシュ形式のコンペかと思うぐらい、フラッシュ狙いで割り切ってトライしてみた。フラッシュの最高グレードを更新。いわゆる、現代クライマーに登りやすい1本なんだと思う。
・エアダンス(5.12a) フラッシュ。スタートは、左のクラック無しの限定がある代わりに、プリクリップスタートという情報を聞いて、それに従うことに。ただ、これは185cmの私には5.11中盤くらいになっちゃう、超リーチ系だと思う。自分にとっての5.12としては、ノーカウントかな。
・ピスタチオ(5.12a) 本日2トライ目、通算3日、10年越し(?)のR.P.。リーチは活きるんだけど、体重が不利に働くのか、かなり苦手系。最低限、登れたことに一安心。

1年前と比べると進歩は僅かですが、10年前と比べると相当進歩してますね。
30代後半は、アスリートなら退化してくる年齢でしょうが、幸い私はレベルが低いので伸びしろは当分ありそうです(笑)。