2017年10月4日水曜日

死なない程度

9月30日(土)は、クラックリード講習にて、小川山。
NSさん夫妻、復習受講の女性IUさん。
今回は、講習生が失敗して反省していることが大事そうに思えました。
<IUさん、ネイキッドクラックをR.P.>

①カム抜け
ネイキッドクラックをリード後、私がカムチェックに上がります。

怪しげなフレークに決めているように思えたので、本人と会話してみるも、フレークに対する信頼度に差があって議論が成り立たず。
そこで、トップロープで本人に再登してもらいがてら、件のカムにセルフビレイを取って、ちょっとした動荷重をかけてもらう。

すると、小さなフレークが崩壊・・・。
(登りには、ほぼ影響が無い。)

本人、かなり衝撃を受けた様子で、1時間ぐらいはその話を何度も話していました。
岩を見る目を変更するための、反芻でしょうか。
②落とし物
このエリア、セルフビレイを取るような狭いテラスです。

で、アプローチシューズを落としてしまいました。
ロワーダウンで下まで探しに行くも、見つからず。
最終的に、クライミングシューズで下山しました。

「ちょっと時間を気にして、普段より一手間省いたのがダメだった。」
と、反省しきり。
大学時代、顧問の先生がよく言っていました。
「死なない程度のケガは、いい勉強。」

それって、狙って出来るものではないので、「どんどん失敗すべし!」とも言えません(笑)。
でも、落ち込みすぎるぐらいなら、そういう風に考えるのもアリだと思います。
<IUさん、カミイルートもR.P.>

完璧な安全はありませんが、年数とともに用心深くなりますよ。