2017年9月30日土曜日

亀の歩み

9月22日(金)は、ムーヴLv.0。
新規女性HKさん、新規男性KMさん。
才能よりも、心構えが大事そうです。
一時的な伸び率よりも、何年も亀の歩みで続けることの方が大事そうです。
亀の歩みでも、5年も続ければそれなりに登れるようにはなります。

私も
“成長≒才能×努力”
という公式を鵜呑みにしていたところがありました。
でも、あまり重要じゃない気がします。

5年前より確実に上達している人、その5年前を知っている私は得をしている気がします。
何となくですが、本日の2人は良い心構えな気がしました。上達している人と、共通する何かを感じます。

ただ、心構えというのはモチベーションが落ちた時に維持失敗したりするものみたいです。
末永く、今のモチベーションでありますように!

2017年9月29日金曜日

いつクラックを始めるか

9月21日(木)は、クラックリード講習にて、湯川。
女性Sさん。
Sさん、周りの諸先輩から
「(アイスとかアルパインも含めて)色々やりたいなら、クラックは早いうちからやっておいた方が良い。」
と言われたり。

反対に、
「フェースで5.11aぐらい登れるようになってから始めた方が良い。」
と言われたり。

どっちの言うことも分かるので、少し説明しました。
今は、山から入ったとしても、ジム、ボルトルート、クラックという順序で学ぶ人が多いと思います。(例外も多い)
単純から複雑へ、という進化経路でしょうか。

あまり登れないうち(フェースグレード5.9~5.10bくらい)からクラックを始めるメリットは、
・ジャミング、ワイドムーヴが相対的に得意になり、将来的に苦手系が少なくなる
など

ある程度登れて(フェースグレード5.11a~5.12aくらい)からクラックを始めるメリットは、
・ちょっとジャミングを覚えただけで、身体の動かし方自体は分かるので、5.10中盤くらいでも登れるルートがある(ただし、全然歯が立たない5.9とかもある)
ちなみに、単純から複雑へと歩みを進めることから、何をもってリード技術の基礎固めとするかは、グレードだけでは測れないと思います。

ジムで落ちるのが怖い人は、ボルトでもクラックでも怖いだろうし。
ジムで平気で落ちられても、クラックではちょっと怖いのですから!

これは、レスト技術も、ビレイ技術も、オンサイトトライも、ハングドッグも、終了点作業も全部同じです。
何度かクラックをやってみて、「こりゃー基礎が足りんわ。」と思って出直すのももちろんアリだと思います。
この業界、本チャンとか沢登りに行ってみて初めてクライミングを練習する必要性に目覚める人も多いですから、同じ構図ですね。

ちなみに、当塾講習は前者(クライミング能力)に関しては、早めに始めるのを歓迎。後者(リードの基礎技術)に関しては、ある程度分かっている人に講習したい、というぐらいのイメージです。
数値化しにくいので、いつも講習生とのやり取りには四苦八苦です。

2017年9月28日木曜日

沢選び

9月19日(火)、20日(水)は、1人で沢登りシーズン3本目。
新潟の三国川野中沢のタキ沢。
<林道終点>

前回の米子沢で、だいぶ勘戻しも出来たので、本気山行っぽく計画。

遡行図(沢における記録、トポに相当する役割もある)は、最近行く前は見ないので、計画段階が肝です。
<しばらくは穏やか>

気にしている点を幾つか。

①沢の長さ、標高差
核心らしい核心が無く、スイスイ登れたとすれば、大体の時間が読めます。
<大滝を巻く>

②傾斜
傾斜が強ければ、小滝が頻繁に現れるか、30mクラスの大滝が現れるのが常です。
単純に急なゴーロが続く、ということは、何故かあまり無い気がします。
<引き続き、穏やか>

③両岸の傾斜
両岸が岩場マークでなくても、急傾斜なら似たようなものです。
雨天時のエスケープ場所は限られ、高巻きも困難or不可能といったケースが増えます。
<左岸は、この後スラブ帯が続く>

④幕営適地
②、③ともに傾斜が緩いところがベストですが、半日くらいに渡ってそういう場所が無いであろう沢は、緊張感が高いです。
<沢そのものは、傾斜が緩い>

⑤ツメの長さ
慣れた山域なら、地形図からツメの長さを想像しておきます。
「たぶん、この辺から水量が減って来て・・・。ここからは水流沿いも尾根沿いも変わらないぐらいヤブ漕ぎだろうから・・・。この山域だと、この距離で何時間くらいのヤブ漕ぎだろうか・・・。」
<左の暗いチムニーを行く>

⑥稜線の登山道の有無
よく整備された登山道なら、暗くなっても下山できます。
稜線に何も無ければ、沢を下りるにせよ、ヤブ尾根を下りるにせよ、登山道に出るまで本気は続きます。
<小さく高巻く>

⑦集水面積
読んで字のごとく、という概念です。水量の予測が出来ます。
<また高巻いた滝>

次に、この項目の何をレベルアップさせて、何を現状維持にして、という具合に自分の好みと相談しながら地形図から沢をリストアップして行きます。

今回で言えば、
「1人でリードギアは持たないという条件なので、②と③を両方レベルアップさせると多分登れないだろう。やるとしたら、片方のみ。」
「日帰り+予備日1日、という条件なので、沢そのものを難しくしたら、行程は短くないとな。」
「前回が人気ルートだったから、稜線に登山道が無いところで冒険気分を満喫するのは良さそう。」
「翌週に長期休みを取ってあるし、今回練習がてらビバークするのも最悪よしとするか。」
という具合。
<左右が急峻な源流部>

で、今回選んだのがタキ沢。

①~⑦の条件的に、どんなものかは気になる人は地図を見てくださいませ。
<ヤブ漕ぎに突入>

沢そのものは大変楽しく、1人で楽しめる程度の小滝やミニゴルジュが盛り沢山でした。
ボルダージムで、変化に富んだ6~7級をサーキットトレーニングをしているような感覚です。落ちちゃダメな7級も、ちょくちょく出てくるけど。

そう言えば、5mくらいの小滝で抜け口でフォールして釜にダイブしたのは痺れました。もちろん、落ちても大丈夫だとは思った上で、それでも落ちたくないと恐々ムーヴを探っておりました。最後に、勝負の立ちこみを掛けたらバランスを崩して・・・、という具合。

ただ、かなり困難そうな大滝が2本あって、これは直下に行くだけでも大変だったので、早々に高巻きました。
また、稜線に登山道が無いせいか、中盤以降は全く残置物も見当たらないクリーンな状態です。私が、1本捨て縄を残してしまいましたが・・・。
<小兜山の山頂は、かなりのヤブ>

10時入渓ということもあって、半ば予想通りヤブ尾根下降中に暗くなり、登山道まで辿り着けず。
久々に、セルフビレイを付けたままでの就寝でした。

翌朝、1時間ちょっとで裏巻機の登山道に着きましたが、これがまた悪くてビックリ!
暗い中で、「登山道だし。」と下山を強行していたら事故ってしまいそうでした。
<ビバーク明けで、登山道到着>

ちなみに、この項目を選ぶ作業って、ジムのルート作りに似ているような気がするんですよね。
(年間10本強くらいしか作らないし、ジムスタッフやプロセッターに比べたら素人みたいなものですが。)

私は、最初に自分の中で、5.10aぐらいのルートをイメージしておきます。

①ホールドの掛かり
(ガバ→インカットしているが、やや細かいorややスローピー、など)

②スタンスの配置
(体重の乗せ易さとホールドの効かせ易さを両立できる位置(足自由で置きたくなる所)→両立に工夫が要るor一方を捨てざるを得ない)

③ムーヴのパズル要素
あえて単純なムーヴの組み合わせだけで、真っ向勝負力を問うか。
そのグレード相応の人がやって、省エネを思いつく人もいれば、思いつかずに強引に突破する人もいるぐらいにするか。
特定のムーヴで無ければ、突破不可能な設定にするか。
オブザベ段階で思いつかなくても、行けば勝手に身体がそうなる“誘導的”な設定にしてあげるか。

④レストポイント
顕著なものを残すか、一定の難しさが続く中でどうにか頑張ってレストしてもらうように作るか。

⑤長さ
ルートを蛇行させて実際に長さを出したり、ムーヴ要素でグイグイ進めずに長く感じさせる設定にするか。

⑥終盤
最後をレストしにくい設定にして、持久力や省エネ能力、あるいは土壇場の踏ん張りを試す設定にするかどうか。

他にも、あると思いますが。

そして、沢とルート作りが似ているなんていうのは、誰に共感を求めているんだか自分でも謎です。
<裏巻機渓谷は、かなり厳しそうな印象>

全部をちょっとずつ悪くすると、グレードが跳ね上がります。
1つか2つを選んで悪くするぐらいで、5.10b~5.10cが作れるかな、と考えています。

それが上手く行ったか否かを試して反省の機会にするのは、誰かに登ってもらうことになる訳です。
<「増水時は渡渉不可」と書いてある場所。なるほど!>

今回の自分の計画は、まずまずでした。
予想より難しかったけれど、許容範囲でした。

山行計画って、なかなか創造的な遊びですね。
<裏巻機側の林道に、ようやく下山>

2017年9月22日金曜日

トップロープをずらす

9月17日(日)は、雨にてロープワーク講習。
女性TDさん、女性FSさん、加えて新規のTK夫妻。
またまた講習生からの質問。

あるルートをトップロープで登っていて、隣の隣のルートにトップロープを掛け替えたいという場面での話。(終了点がバンド状になっていて、隣の隣のルートまで恐る恐るならトラバース可能、という状況と推察される。)
「セルフビレイを延々と延長して対処したのだけど、スリングやらカラビナで連結するのが怖かった。特に、カラビナでの接続は環付き必須なのか、カラビナ交互とかはどうなのか?」

1つ目は、カラビナ接続に関する問題。
もっとも安心なのを、環付き2枚交互(or環付き+普通のカラビナ)とすると、カラビナ交互、環付き1枚、カラビナ1枚、といった選択肢はどんな場面で許容できると考えるべきでしょうか?
また、トップロープなどでよくやるヌンチャク交互は、どの辺に順位づくのでしょうか?
しかもこれ、人によって安全基準も異なります。

2つ目は、セルフの延長ではなく、もともとのルートの終了点にクリップしたままリードとして隣のルートまでトラバースした方が安全だったんじゃないか?という点。
これは、トラバースでフォールした際に、どうなるかを想像してみてくださいませ。
詳細に書いても誰も喜ばないと思うので、本日の復習程度で。

ちなみに、初心者がこういう方法に習熟していくのも善し悪しですね。
トップロープへの逃げ癖を助長するという雰囲気もありますし、山っぽい応用的なロープワークに強くなるという雰囲気もあります。

ただ、本日に関しては良い教材になりました。

2017年9月21日木曜日

足位置の兼用を考える

9月15日(金)は、リード1回目。
女性STさん、女性SBさん。

9月16日(土)は、岩場リードが雨中止にてムーヴ講習。
女性Mさん、女性ISさん。
ISさんからの御質問。

ガバを持ってレスト態勢を取る練習は、よく分かります。
ただ、一方でイチイチそれを忠実にやると、かえって足の置き直しが増えるので、どうにか流れの中でレストしていくのも実戦ではアリでしょうか?

私の回答としては、アリです。
<講習終了後、5.11aをオンサイトするMさん>

一応、過程を分解すると、

①ガバを取りに行く際の足位置
②ガバでレストに適した足位置
③ガバから次のムーヴを起こす際の足位置
(ガバでなくても、そこそこ掛かりの良いホールド、でも同じことです)

が3つ全て違うと、足位置チェンジが多くなって煩わしいという話。

あとは実験あるのみ。
①と②の兼用が効く足位置を探ってみたり、②と③の兼用が効く足位置を探ってみたり。
<同じく、5.10dをフラッシュするISさん>

2人とも、①と②の兼用というのが非常に興味深かったようで、色々と実験したがってくれて良い時間になりました。
個人的には、この話はアイスのムーヴに似ているなぁと思います。

2017年9月20日水曜日

ムーヴの理解

9月14日(水)は、岩場リード講習にて、小川山。
UDさん夫妻、男性MKさん。
<パッキングに一考の余地あり>

かなりブログが溜まってしまったにも関わらず、昨夜は沢でビバークしてしまいました。
ちなみに、半ば予定通りなので山行計画としては良いんですが、疲れました。詳しくは、またブログが追い付いたら。
<つるかめスラブ>

さて、クライミングのムーヴに関して
「こういう理由だから、~~すると良いと思いますよ。」
と話したりします。
(核心ムーヴであれ、省エネムーヴであれ、レスト方法であれ、大抵の場合は他にも選択肢がある。ので、実際はもうちょっと言い方が難しい。)

で、この理由の部分が問題。
<ソラマメ下部スラブ>

ムーヴの仕組みって、理解したつもりでも、半年や1年経ってから振り返ると微妙に違うことに気づきます。
だから、自分より下(この場合、登れるか登れないかだけでなく、理解度というベクトルで)の人の説明には、どうしても首をかしげたくなります。
(同じ理由で、過去の自分の文章も、あまり読みたくない。)

ジャミングであれ、足置きであれ、デッドポイントの仕組みであれ、レストであれ、何であれ。
<ワイルドタジヤン(5.10c)>

さて、本日の講習生のお言葉。
「それは、自分も思っているし、自分も人から思われている。」

ほんとにその通りで、語らないのが一番安全な気がして来ます。

それでも、私もその方も、語らずにはいられないんですよねー。
その理由は色々ありますが、今回は割愛しておきましょう。
おそらく、ムーヴに限った話じゃないですし。
さて、本日でUDさん夫妻は、岩場リード講習を卒業といたしました。
登り自体は強いのですが、ロープワークとかは他の講習生並みなので、そんなに急がない方が良いかもしれません。
もし良かったら、クラックリード講習も是非ともどうぞ。

2017年9月17日日曜日

山高きが故に貴からず

9月13日(水)は、1人沢登り。
上越の巻機山にある、米子沢。
<入山時は、小雨で嫌気が・・・>

表題のことわざ、私ずっと勘違いしておりました。

本来の意味は
「どんなに外見が立派でも、内容が伴わなければ優れているとは言えない。」
らしいです。
<小雨>

私が思っていたのは
「山は、標高だけが全てじゃない。」
でした。

イメージ的には
「ヒマラヤの高山より、バリエーションルートの方が難しこともある。」
「どこを登ったかより、どう登ったかが満足度を決める。」
「山は、難易度追求だけじゃない。易しい山で自然を愛でるのも、良いことだ。」
などなど、方向性は色々あるにせよ。
<ここで、行きつ戻りつ時間を食う>

そう思ってしまったのは、それなりの理由があります。

私は、登山を始めた頃は高い山に憧れましたし、クライミングが上達し始めた頃は高グレードにも憧れました。
ヒマラヤ登山とか、アルパインクライマーの記録とか、平山先生のビッグウォールオンサイトトライとか。
<落ちてデザイア>

つまり、
“山は高いだけでも十分に価値があるからこそ、そこを目指さなきゃいけないような気がする”
って心理へのアンチテーゼ、だと思っていたわけです。
好きなことをすれば良いじゃないか、という話。

で、いつもこの言葉を頭に浮かべては、自問自答する訳です。
<綺麗だけど、ヌルヌル>

実際、好きなことをすれば良いと思うんですが、自分自身「頑張らない言い訳」にこの理論を使いがちなので、すごーく難しく感じます。
山にせよ、クライミングにせよ、自分より短期間で上手くなる人には、やっぱり自分より真摯な心構えを感じますし。

例えば、ジムで99%登れるルートだけ登って帰るのは、堕落な気がします。
でも、マルチで99%オンサイトできるルートに行くのは、山の楽しみ方ということで勘弁してもらえませんか・・・?神様。

といった具合。
<荷上げすることに>

で、入門的な沢登りルートとして知られる米子沢に行くのも、ちょっとした葛藤がある訳ですよ。
いくらトポを読まずとも、学生時代から聞いたことある上に、講習生の誰々が登ったとかまで知っちゃっているから難易度予測できちゃいます。

自己否定派:「登れると分かってる所にばかり行くなんて、ダメな奴め。」
肯定派:「いやいや、行ったことないし、案外怖いかもよ。それに、山は自由だよ。」
否定派:「また言い訳野郎が!限界的な練習だけが、成長を促すのだ。」
肯定派:「良いじゃん、好きに登らせて。」
<ロープを出すと、なんとなく楽しい>

楽しみ半分、後ろめたさ半分、という微妙な心持ちで出発。
さて、行ってみての感想。

①めちゃくちゃ楽しくて、「チョーおもしれー!!!」と連発しながらの滝登り。
②予想より、だいぶ悪くてビックリ。(雨後ってのもあるかもしれないけど、長いナメ歩きが滑ったら最後っていう緊張感マックス)
「まっさかさーまーにー 落ちてデザイアー」と歌いながら楽しめたけど。
③死の恐怖がリアルな分、沢は易しくても真剣になるから、意外と勉強効率も悪くないかも(笑)。
<小滝>

日によって、やりたいことが移り変わる私ですが、本日この瞬間だけは
「このために生きてる!」
って思いました。

やっぱり、好きなことをやるのが良いです。
ある程度、真面目になるぐらいがベストです。
<渡渉に苦戦>

ちなみに、米子沢って意外と難しくないですか?
6時間強で抜けたんですが、卒業生の記録を読んだら4時間半でビックリしました。

まぁ、私がヌメったナメ歩きに、ものすごく時間を掛けているからだとは思いますが。
数年前の笹穴沢でも、それで深夜下山のドハマリをしてますしね。
<こんなんでも、ヌルヌルで意外と怖い>

行動記録
 8:10 桜坂駐車場を出発
 8:25 入渓
14:30 登山道に到着(避難小屋よりも、100mほど上に出てしまった)
14:50 巻機山のおそらく真の頂上
17:20 桜坂駐車場に到着
<さすがに、安堵できる傾斜>

<巻機山の標識>

<だが、5分歩くと>

<数十m高い、最高点がある>

<穏やか>

<冬に泊まった避難小屋>

<麓町と雲海>

2017年9月16日土曜日

時間稼ぎ

9月10日(日)は、1コマ目がムーヴLv.0。
女性FSさん、男性THさん。

2コマ目がリード2回目。
女性FSさん、男性MKさん。
<最近作った5.11b>

リードに際しては、レスト技術は重要です。

ボルダリングやトップロープに比べて、単純に壁での滞在時間が長いというのもあります。
でも、「レスト態勢を取るのに、わざわざ足の置き換えが増えるのも、かえって疲れます。」という質問も受けます。

この辺は、レッドポイントのためのレストなのか、オンサイトのためのレストなのかにもよります。

オンサイトの場合、ムーヴを考えながら(場合によってはホールド、スタンスを探しながら)登らなければならないので、作戦タイムが欲しくなります。(できるだけ、オブザベでムーヴを当てたいところだけど)
ゆえに、相当微妙な態勢でも、レストで時間稼ぎすることは大事です。

一方、レッドポイントの場合は、大部分の作戦は決めてあるので微妙なレスト態勢はスルーするのも1つの手です。
もちろん、ちゃんと休めるところでは休んだ方が良いのでメリハリが大事というイメージ。
<もう一本、5.11dも>

細かく語りだすと、あまりにもケースバイケースで、文章化する意味もないと思います。

ちなみに、初級者の場合は5トライ以上したって、やっぱりアドリブ要素は多いと思うので、レッドポイントであってもレストが作戦タイムとして役立つことが多いと思いますよ。

さて、本日でTHさんはジムリードに進んでO.K.としました。