2017年6月21日水曜日

かけてきた時間

6月15日(木)は、マルチピッチ体験にて、小川山。
女性HMさん、男性SGさんのペア。
<登攀開始>

HMさんはマルチピッチリード講習を受けている最中ですが、新たな講習パートナーを探す意味でも、SGさんと体験を再受講。

同内容を再度聞くことも、もちろん多くなるのですが、それでも得るものはあったようです。
<本日の登攀ライン>

一番多いのは、自分が分かったつもりでも、案外理解していない、というもの。
講師であっても、‟教えようとすると、自分の理解の曖昧さに気づく”なんて言いますよね。
<私も初めて来ましたが、5.9のプロテクションが難しいタイプかな>

ただ、HMさんの場合、SGさんを見て、自分の過去と重ねることが出来た様子でした。
マルチ初心者らしい混乱、余裕の無さ、受け答えの上手くいかなさ、ボンヤリとした不安。

SGさんは、講習生の中ではジムなんかで登れる方ですし、割と落ち着いてリードするタイプだとは思います。
そんな人でも、やっぱり頭が回りきらないものなんだなと。
<隣の岩峰への縦走は、断念>

HMさんも少なからず通ってきたものですし、まだそこを抜けきったとは言えないものでしょう。

ただ、これで自分がこれまでやってきたことへ自信を深めて、さらに状況を見渡せるようになればと思います。
マルチピッチは、色々なことを俯瞰することが大事だと思うんですよね。
<ビレイ点にて>

何一つ、具体的な事件は書かない今回ですが、まぁ色々とあった訳ですよ。
2人とも、成長を実感しつつ、課題を感じたようでした。
<頂上にて>

<リード状態で、HMさんのみ真の山頂へ。SGさんは辞退。>

<抜群の高度感>

<記念撮影>

<懸垂下降>

<この後、ロープトラブル発生>

<下山後に、岩を見る>