2017年6月2日金曜日

スーパーレッドポインター

5月29日(月)、30日(火)は、自分のクライミング。
高柳と。
<ザックも背負って下さる>

つくづく、彼はすごいと思います。

昨年、花崗岩の5.13aをトライ開始したときは、遠征後で全く身体が出来ておらず。
聞いてみると、花崗岩垂壁の最高グレードは5.12aで、しかも1本?
他の岩場でも、被った岩場で甘めと言われる5.13aを1本登ったくらいの状態。

兄貴分的な先輩方からも、
「さすがに、それは飛び級し過ぎだよ!花崗岩は、いきなりグレード狙わずに経験積んだ方が良いよ。」
(普通のクライマーの念頭には、グレードピラミッドがあるので。)
とか言われながらも、執拗にトライ。

それで、本当にレッドポイントしました。
しかも、夏の終わりにスタートして、秋の半ばには登っているので、それほど日数を掛けた訳ではなく。
ただ、いつ会っても、そのルートのことを考えている様子でした。

激しい減量と、毎日でも岩場に通うクライミングバム生活、指皮のことばかり見つめる日々に、私なら耐えられません。
<横浜、山の王子>

そして、その余勢をかって、5.13aが出てくるマルチに通い始めると。

「マジで!?」
と驚かされますが、彼なりに計算はあるらしく、その秋が終わらぬうちには各ピッチR.P.は果たしました。
そしてそして、冬の間にアルパインやらスキーやらで、フリークライミングにはナマった身体で、春からさらに難しいマルチ。

で、前回2人で敗退した5.12dのピッチ、ムーヴも全く見えない状態だったんです。

でも、この2週間でパートナーを色々と誘い、なんとR.P.済みとの報告。
たしかに、山屋だけあって、私なんかよりも歩きも、体力も、ロープワークも長けているんです。
それは、アプローチやらマルチでの高所作業からも伝わって来ます。

とはいえ、単純なクライミング能力で言ったら、そんなに凄くもない訳ですよ。
ジムボルダーを一緒にやっても、私と大差ないです。
だから、コンペ系の強い人が、岩場でガンガン飛び級して成果を挙げる、ってのとも違うんです。

それでも、登ってしまう。
昨シーズンだけで相当な花崗岩経験値を積んだんでしょうか。バムだし・・・。
<フィックスロープやら、セルフ2か所やらで、やや煩雑なビレイ点>

自分のためにも、講習生に伝えるためにも、色々と原因分析はしてみますが、とにかく「はぁー。凄いね。」という言葉ばかりが口から出て来ます。

自分とタイプが違って理解を越えてますが、やっぱり凄いものは凄いですね。
<昼には下山します>

具体的に登ったルート
1日目:
1~2ピッチ目は、ユマーリングにて割愛。(これをアップ代わりに)
3ピッチ目(5.12d)を1トライ目で、ムーヴ解決。が、2トライ目でも後半でフォール。

2日目:
1~2ピッチ目は、ユマーリングにて割愛。
3ピッチ目(5.12d)を、この日の1トライ目でR.P.。通算3日目。これは、今知っている範囲ではグレード甘くないとの評価っぽいので、ちょっと成長を感じておきましょう。
4ピッチ目(5.12a)は、ハングドッグして全然ムーヴが分からず、高柳先生に教えてもらって解決。

ところで、彼の集合時間は駐車場に朝3時30分だったりするんですよね。
日が当たる前じゃないと、ホールドがヌメるので、ヘッデンでのアプローチ。そして、昼下山。
でも、これは大正解で、まるで秋のコンディションでした。2トライしか出来ないけど。
そして、下山後は富士山ガイドのように、メチャクチャな睡魔に襲われます。