2017年2月1日水曜日

回収するまでが本気トライ

予約受付開始は、2月3日(金)の午前0時です。

1月28日(土)、29日(日)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
1日目は、NSさん夫妻、女性IUさん、男性EMさん。
2日目は、女性MMさん、男性KYさん。
ここ最近、講習じゃなくても本気トライが出来るようになってきたというNSさん夫妻。
(現状だと、5.10a~5.10bくらいが、頑張ってオンサイト~数トライでのレッドポイント、くらい。)

卒業当初は、ほぼ確実に登れそうな5.9以下だけを登っていたそうです。
講習だと本気トライが出来るけど、自分で行くと・・・。

2日目のMMさんも
「私も、最近までそうでしたー。」
と共感しておりました。
理由は、人それぞれ。

「本当は嫌なんだけど、講習メニューに組み込まれているから、泣く泣くやってた。」
という人もいますが。

大抵の人は、
・講習中という、なんとなくの安心感。
・最悪、ヌンチャク回収だけはしてもらえるという安心感。
などを口にします。
これを、いつまでも引きずると、自分より強い人と行ったときしか本気トライが出来なくなります。

特に、ヌンチャク回収は、現実問題としてジムよりは厄介です。
オンサイトトライして、登れなければハングドッグ。
それでもトップアウト出来なければ、ヌンチャク回収の方法を考えます。

まだ早い時間なら、もう1トライしたら解決するかもしれません。
隣に、比較的易しいルートがあって、そちらから回収できるかもしれません。
裏から回り込んで、懸垂回収できるかもしれません。

頭を使って、工夫を凝らして、それでもダメならカラビナを1枚捨てることも。
(クラックの場合、カム残置は嫌なので、エイドを駆使することが多い。)
リードする意義を、リード中の判断力に見出すか、自分で道を切り拓くことに見出すか。

ショートルートだと、前者の方がしっくり来ます。
バリエーションルートを考えると、後者の方がしっくり来ます。

将来的に、マルチ以上のことをやりたいのなら、本気トライも他人に尻拭いさせたくないものですねー。
実体験として、そういう経験が多い講習生は、マルチ講習でも精神的にタフに見えるし、教えやすいです。

今回話に挙がった3人は、まさに、そこを乗り越えつつあるところです。
ガンバ!!!
実践本気トライ
IUさん:鬼ころし(5.7) 再登
MMさん:樹氷(5.8) フラッシュ
KYさん:初孫(5.5) オンサイト