2017年1月10日火曜日

省エネ技術も奥深し

1月9日(月、祝)は、ムーヴLv.1の6時間コース。
男性HYさん、男性ONさん。
<だいぶフォームが良くなって来た>

HYさんはマルチ卒業生、ONさんはマルチ受講中。

クライミングのムーヴを講習する際に、私の重点は。
①省エネ技術
②レスト中に作戦を練ること
③丁寧さ

などにあると思います。
<いつも笑顔>

もとを辿れば、
①マルチピッチなどでの疲れにくさ、易しい箇所での落ちる確率の低さ
②オンサイトトライに強くなること
③本気トライであっても、精神的に落ち着いてリードすること

といったことに主眼があるからです。
<実践、本気トライ>

“ジムでのグレードを上げる”という意味では、もっとトレーニング的な講習の方が手っ取り早いのかもしれません。

ある程度フォームが良くて、故障リスクが低いクライマーなら、インターバルトレーニングとかも有効だと思うんですよね。
実際、僕も過去にはそれで伸びた時期もあるので。

ただ、省エネ技術とか丁寧さも、生涯学習みたいに奥深いなぁと感じております。
なんで、私はインターバルトレーニングよりも、技術を意識して、なるべく沢山登るという方向になりました。それでも、背中がバキバキになれば、それできっと十分だと思うんですよね。

それを学びたいという強い意識が出て来た方には、また来ていただきたいですね。
<スタンスを探す場面>

具体的な講習内容
・片手主体のバランスを、ほぼ完璧にしてから、もう一方の手を離す方法
・どうせ反動を付けるなら、確実にフワッと行く意識
・レスト中の腕の下ろし方あれこれ
・肘を伸ばしきらない方が良い場面あれこれ
・オンサイトトライを復習する意識(今回は、あえてハングドッグして、もう一度ムーヴをなぞってもらった。)
・レスト中に、ムーヴの選択肢を複数持つ意識
・実践本気トライ
2人とも、垂壁の白棒(5.10c)。ONさんが数テンション、HYさんがフラッシュ。