2016年12月1日木曜日

突っ込んだ会話

11月30日(水)は、ムーヴLv.0。
男性MZさん、女性YHさん、新規男性KTさん、復習参加の女性Sさん。
KTさんに、5.8くらいのルートを登ってもらった際、2人に感想を尋ねました。
MZさん「硬い感じ。なんかこう、上手く言えないけど動きが硬いんだよなー。」
YHさん「お上手でした。」

さて、KTさんにとって有り難いのは、どちらでしょう?
YHさんは、心から褒めてくれましたが、具体的に何が良かったのかは不明でした。

極端な例を挙げると・・・
「~~さん、上手いですよー。」
「あらー、××さんの方がお上手じゃないですかー。」
「いえいえ、私なんてー。」
「またまたぁ、○○ルートも登っていらっしゃるじゃないですかー。」
という、マダム的な会話が浮かびます。

その点、MZさんは“ぎこちなさ”を指摘している訳ですから、改善の余地があります。
でも、指摘って難しいですよねぇ。

相手を傷つけないように気を遣いすぎて褒め殺ししてしまうこともあれば、ポイントが伝わらなくて「あんたは下手だ。」と言っている感じになってしまうことも。
ちなみに、同じ「お上手ですね。」であっても、
「△△の使い方が上手そうに見えたので、私も取り入れてみようかと思いました。」
というニュアンスであれば、有意義だったんじゃないかと思います。

真似する側はもちろん、真似される側も「なるほど。自分は、それが得意なのかも。」と意識できます。

普段は、そこまで出来ないと思いますが、せっかく講習に来ているのでポイント整理を心がけましょう。
講習だと私が横で聞いていて、「それって、こういうポイントのことを言いたいんですよね?」と話の整理に入れます。
気分は、議長みたいな感じです。

具体的な講習内容
・ダブルチェック
・ロワーダウン中の姿勢
・レストしている時間に、オブザベする習慣づけ(ムーヴしながら考える量は、なるべく減らす)
・腰を入れる
・ホールドの方向を意識する
・実践本気トライ
Sさん:垂壁の紺四角(5.10a)をオンサイトトライ。数回のテンションで、ムーヴ解決してトップアウト。