2016年10月28日金曜日

言わされてナンボの世界

10月26日(水)、27日(木)は、自分のクライミングにて、小川山&ミズガキ。
狂祖さまと。
<最高ルーフ>

またしても、カムスタック!

最高ルーフ(5.10c)の核心をフォローする際に、やってしまいました。
ここは、歩きやすい2番よりもタイト目の3番をセットしたくなる場所が、ちょうどロープの屈曲点・・・。
普通は歩かないようなタイトなカムが、無理やり歩いてしまうという形状です。
<紅葉>

しかも、ムーヴの都合上、フォローはブラインド気味にカム回収したくなります。

で、それでさらに悪化!
ここで、早々にフリーで登ることを諦めて、セルフビレイを取って、回収作業開始。

しかし、1時間近く粘っても、カムは動くものの回収できず。
<サウスポー(5.11c)、にしても私はデカイ>

諦めて、とりあえずトップアウト。

懸垂下降中に、狂祖さまが再度トライ!
また40分くらい粘って、「多少マシになりましたが、やはりハンマーが欲しい。」ということに。
<最高ルーフの名前の由来?>

そこで、私が下まで懸垂下降して、車にハンマーやらアブミ、ユマールなどを取りに戻ります。
1時間くらい掛けて、テラスから車まで往復。

そして、薄暗い中で、狂祖さまが再度登り返してヘッデントライ。
30分ほど粘って、ようやく回収成功!
<核心トラバース>

もと講習生の方が回収が上手いなんぞ、恥だとは思いますが、とりあえず最高ルーフを汚さなくて良かったです!

ありがとうございます!!!
<オンサイト成功!>

狂祖さまから、有名クライマーのカム回収の様子を聞いたりしたので、今後の参考にしたいと思います。
カム回収も、作業よりもオブザベに時間を掛けるべき、という話。
<隣には、お殿様岩>

ところで、こないだ長門さんと御一緒した際に、

「(クライミングは)言わされてナンボの世界」
と仰っていたのが、思い出されました。

自信を失うのはツライものですが、マゾっぽい我々は、それを求めているような気がします。
<カム回収をする狂祖さま>

1日目は、13時前からヘッデンまで、ずっと作業クライミングしてしまいました。

そして、腹筋の筋肉痛をひきづって、2日目。
<2日目>

2日目は、ミズガキのバベルの塔。

ここでは、特に言わされることなく。
2本だけ本気トライして、1本は一撃して、1本はオンサイトできないながらハングドッグしてムーヴ解決。

カムも順調に回収して、ホッと出来る1日でした。
やっぱ、こういう日も必要ですね!
<ポセイドン(5.11a)>

具体的に登ったルート
1日目
最高ルーフ(5.10c、2ピッチ):フォロー
サウスポー(5.11c、ハンドのルーフ越え):R.P.。通算3日目。数年前より成長を感じます。
その後、延々とヘッデンまで言わされました。
<オンサイトする狂祖さま>

2日目
ラドン(5.10b、ワイド系):下部の核心部は再登。上部の易しいセクションのみオンサイト。
ロデム(5.12a、フィンガー):ロプロスとの分岐まで再登。分岐後の10mほどの核心部は、オンサイト。なんとなく、行ける気がしたんですよね。
バビル(5.12d、スポートルート):ハングドッグしてムーヴ解決。トポ通り、ちょっと脆いけど、見た目とか高度感が秀逸ですね。結構チョークが付いているので、そのうち脆い岩は落ちきると良いのですね。どうかな。
<大喜び>

<ロデム(5.12a)>

<完登!>

<乾燥した季節>

<ロプロス下部で、言わされる狂祖さまの図>