2016年10月5日水曜日

ムーヴの未練

上書き投稿なので、念のため。
11月分の予約受付は、11月6日(木)の午前0時からです。

10月4日(火)は、自分のクライミングにて、ミズガキ。
N田くんと。
<秋晴れ>

ジムボルダーで、1人で出来ない課題を取り組んでいるとき、同じ一手で何度も落ちると他の人にムーヴを尋ねるのが一般的だと思います。
(ギリギリまで聞かない、というスタイルや練習方法は、とりあえず置いておくとして。)

で、自分の発想に無いムーヴを教えてもらえて、それが出来たら、引き出しが1個増えたことになります。
<アップ>

ただ、実際に多いのは、自分でも選択肢の中にあったムーヴがやっぱり合っていた、というパターンです。

「えー、やっぱりそれなのかぁ。うーん、厳しいんだよねー。」
とか言いつつ、覚悟を決めてもう1トライ。

すると、あら不思議。
「あれ、出来た!?」
ということが、ちょくちょくあります。
(もちろん、それでも出来ないときも多いので、そのときは別課題に移ることも含めて、色々と検討。)
<LIFE LINE>

私としては、
「このムーヴ、間違いかな?」
という迷いを小さくするほど、ギリギリのムーヴは成功率が上がるってことだと思っています。

このケースだと、セッション効果あってこその集中力ですが、なるべくなら自力で発揮したいところです。
<N田くんも、このルートでオンサイトグレード更新>

最近、本質的に同じかなと思っているのは、岩場でのオンサイトトライで、ムーヴに迷う場面です。

核心らしきところで、A~Cまでのどのムーヴも数割の落ちる可能性を感じます。
でも、ムーヴを開始したら、レストポイントまで戻ることは困難、という場面です。

どれか選ぶしかない!
でも、せっかくだから完登したいし、一番確率の高いムーヴを選びたい。

で、僕はBのムーヴを起こしながらも、頭の片隅で「AかCだった方が良かったのかも?」
と考えてしまうタイプだと、自覚してきました。
<NEXT LEVEL>

こんな未練タラタラでは、上手く行くものも上手く行きません。
そこで、その瞬間はBムーヴのコツだけに集中する、という意識を持つことにしました。

で、それでフォールしちゃったら、改めてAとCのムーヴも探ります。
そこで、自分の判断が合っていたのかを、1人反省会議。

自分としては、この未練の断ち切りを意識することは、なかなか有用なメンタルコントロールだと感じています。
おかげで、最近は若干オンサイト率が上がった気がします。
<こっちは、2人ともフォールしました。>

具体的に登ったルート
・はやぶさ1P目(スラブ系、5.10c) アップで再登
・NEXT LEVEL(フェース、5.11d) オンサイトトライは、下部の5.11cセクションでフォール。2撃。
・LIFE LINE(フェース、5.12a) フラッシュ(花崗岩フェースの5.12aでは、初の1撃かな?)
・JOKER(スラブ系、5.12c) スラブムーヴに全く可能性を感じず、エイドでトップアウト。下部の5.11前半のクラックセクションは、楽しめました(笑)。誰か登った人に、ムーヴを聞きたい!

このエリアは、ルート名がカッコイイですね。