2016年9月9日金曜日

独り言です

9月6日(火)は、1人で奥多摩の沢登り。
日原川流域の長沢谷~桂谷。

今回は、どーでも良い話をします。
<夕方から、大雨かも>

普通のクライマーなら、登山道のコースタイムよりは、早く歩けると思います。

それでも尚、私はコースタイムより早く歩けると、未だにチョット喜んでしまいます。
我ながら、アホだと思います。

というのも、18年前に、登山を始めたときからして早く歩いていました。
運動神経は良くなかったので、歩きは下手だったのですが、高校の体育レベルで持久走だけが得意だったのです。

当時の私としては、“判断と体力、自然に対する我慢強さ”くらいが登山能力のイメージだったので、「これは、結構向いているかも!?」と思った次第。
<ザ、奥多摩>

高校生がちょっと天狗になっているぐらい、可愛いもんだと思います。

がしかし、未だに調子に乗ってしまいそうな魔力を感じます。
恐るべし、参考タイム!
<沢は涼しい>

ちなみに、当時の自信は、沢に入ると見事に打ち消されました。

沢の参考タイムは、夏山ハイカー基準ではなく、夏は沢・冬は雪山、と歩く人向けのものです。
奥多摩はともかく、上越の○○さんが書いたタイムなんぞ、全くその通りに歩けません。
また、奥多摩であっても、滝が出てくるとダメです。

当時、クライミングが素人だった私は、ロープが必要な滝があるごとに参考タイムに大幅に抜かれました。
<巻いた滝>

こうやって、天狗の鼻は何度もへし折られます。
<天祖神社>

今となっては、
「登山道の参考タイムは、私をダメにする麻薬だ!気をつけねば!」
と警戒しまくり。
「だから、どうした?」
と言われると、困ります。

天狗の鼻を、自ら折られに行くべきだ、ってのもストイック過ぎます(笑)。

ちなみに、謙虚さってのは他人との比較ではなく、自分の改善点を見つめることだと思っています。
でも、傲慢さってのは他人との比較で生まれやすいのかなとも思っています。
だから、鼻を折られても謙虚にはなれないと、私は思うのです・・・。

そんなことを、いつも登山道でエアリアマップを見ながら、思っていたのですよ。
「我ながら、どーでも良い話だ。」
と、第三者的な自分に突っ込まれながら。

ま、今回はトレランの人に颯爽と抜いてもらえたので、良かったです。
<今でも参拝者がいるようで、新しくて白い>

行動記録
 8:40 八丁橋
10:00 大ダワ林道と長沢谷の交差点、入渓準備
10:10 入渓点
12:00 日陰谷と桂谷の二俣(桂谷へ)
      最初の10mほどの滝は、高巻き。次の二俣で右に入る際に、ちょっと面白い滝を直登。
13:00 登山道へ抜ける(天祖山の北にある、1,662mの小ピークに出る)
15:00 八丁橋

今回は、1人だとギリギリという滝も無く、ロープも出さず、割と平穏な1日でした。
なんて調子に乗ったこと思っていると、次で事故りやすいんですよねー。
気を付けましょう。
そうしましょう。

このくらいの沢が、講習生には丁度良いのかなと思いました。
僕はロープ出さないけど、5.10台くらいのマルチ卒業生だと、1回か2回ロープを出すだろうと予想されるぐらい。
昨年の火打石は、難しかったですからねー。