2016年9月19日月曜日

裏読み

9月17日(土)は、自分のクライミングで、ミズガキのカンマンボロン。
T柳くんと、カメチヨさんと。
<『外道クライマー』の主人公>

またも、どうでもいい話で恐縮です。
私がやる、ちょっと姑息なオブザベーションについて。

小川山あたりのボルトルートだと、ボルトがある所は、きっと難しいんだろうと予想しています。
簡単なセクションなら、ボルトは無いだろうから、という前提で。
<スーパーアルパインクライマー>

また、ボルト間隔が短いセクションは、際どいムーヴが連続するのかな、って予想したり。
逆に、ボルト間隔が遠いってことは・・・。
<カンマンボロン>

あとは、何度も出てくる初登者さんだと、クライミング観からルートを推測したりすることも。

「××さんって、・・・な形状に関してはグレード甘いよね。だから、これも大丈夫じゃない?」
「△△さんのワイド、5.10bでもヤバいかも。」

マニアックな推測だと。
「~~さんって、ナチプロが効く場所にボルト打つから、緩いのかと見せかけて、純粋なボルト間隔で言ったらミニマム相当厳しめな気がするんだよなー。実は、相当タフなんじゃないかな?だから、ボルト間隔が遠くっても、悪いかもかも。気を付けよ~。」
<山岳フォトグラファー>

で、この読みが結構当たっちゃうから、癖になります。

ジムでも、
「あそこに足が無いってことは、多分こうさせたいのかな。」
とか設定の意図を読むと、オブザベが楽になりますよね。
<ハイパーメディアクリエイター、みたいなもの>

これって、マルチ講習とかでやっている初登攀ごっこの精神には、まるで反します。
純粋に、岩と向き合ってないっす!

人が作ったものだからこその、裏読み。
ちなみに、本日最大の裏読み。
トポに「ボロかった。」と書いてあるルートは、グレードが甘いことが多い。

・初登時よりも、だいぶ登られて、登りやすくなっただろう。(ボロいときは、怖くて、ムーヴの難易度以上に感じただろう。)
・ちょっと怖めのルートは、グレードぎりぎりの人が取り付かないように、意図的に甘めにグレーディングする人が結構いる。(本来は、危険度は別の尺度を使うべき、という話もあります。)

あくまで体感ですが、やっぱり予想通りな気がしました。

だからと言って、ボロいルートでグレード更新とか、色々な意味でオススメしかねます(笑)。
という訳で、さほど役に立たない今回なのでした。
<夜でも登る人がいるエリア>

具体的に登ったルート
・はやぶさ1P目(5.10c、スラブ系) アップ
・ボロンボロン(5.11c、ボルト) オンサイト
・砂の塔(5.12a、ボルト) R.P.2便。オンサイトトライの不意落ちっぽいフォールが悔やまれる。
・LOL(5.13a、ボルト) 3ピン目でムーヴが出来ずに敗退。しばし封印して、5.12台を先に登ろう。