2016年7月11日月曜日

余裕のある登り

7月9日(土)は、ムーヴLv.0。
雨中止で、ブログでロープワークの募集をしてみたら、ムーヴ講習の申し込みがありました。

男性KBさん。
リードに必要なのは余裕のある登りだと、よく言われます。

この余裕、
「楽勝で登れる。」
というのとは意味が違います。

だって、本気トライならトップクライマーだって落ちるのは当たり前なんで。
ただ、上手いクライマーは何となく余裕がありそうに見えるものです。

・考える余裕
・多少時間を掛けられる安定感

と言えば、ちょっとニュアンスが近いでしょうか。

※スピードこそ重要な課題というのもあるので、例外はある。
本日、KBさんに一手一手レストする練習をしてもらっていたときのこと。

70度、80度のスラブ気味の傾斜では、じっくり考えながら登ることが出来ていました。
それが、90度の垂壁になると、パンプしてしまいそうなこともあって、バタバタ気味に。
本人も「考える余裕がないです。」と。

だいぶ良い感じです。
目標となるニュアンスが見えて来ました!

傍から見ればバタバタ登りなのに、本人は「5.8は楽勝すぎて、考える必要なんて無いでしょ。」というニュアンスのことを言う人を教える方が、10倍大変ですよ。


具体的な講習内容
・一手一手レストする練習
・身体の向き
・ホールドの方向を意識する
・大きなスタンスの中で、特に置きやすい場所に狙いを付ける
・ツイスト
・身体の側面にあるスタンスを雑に置く癖
などなど