2016年5月19日木曜日

セルフビレイ忘れ

5月18日(水)は、クラックリード講習にて、小川山のお姫様岩。
男性ONさん、女性MTさん、女性MMさん。
<乾きは最高>

本日のエリア、講習で使うことは稀です。

1つの理由に、取り付きがセルフビレイが欲しいくらい狭い、というのがあります。
<恒例のハンドジャム練習>

本日は、
「むしろ、それを積極的に取り入れるのもアリかな。」
という目論見もあって、こちらへ。

前日が大雨でも乾く、ONさんに様々なルートで本気トライしてもらいたい、などの諸事情も・・・。
<終了点より、テラスを見下ろす>

やや広いテラスなので、1つのセルフでは端から端まで歩けません。

そこで、複数個のビレイポイントを作って、次のセルフビレイを取ってから、これまでのセルフビレイを外す、という作業を繰り返します。

ヴィアフェラータのように、無確保状態を避けて、移動するのが望ましいと。
と、ここまでは皆さんバッチリ理解。

ところが、ルートを登り終えて、テラスに降りると、セルフビレイを取る前にロープを解こうとする事例が頻発!
クライマーは、地上に降り立ってホッとしてしまう、という心理でしょうか?

そのときに、ビレイヤーもロープから手を離してしまう事態が頻発。
ビレイヤーも、安心してしまう?
<まずは、トップロープで>

特に女性2人は、
「こういう、ちょっと簡単なところで気が緩んで事故って起こりそうですね。」
と何度も口にするぐらい。

「慎重になろう!」
という心意気は感じます。

それでも、ミスは夕方まで、チラホラ続きました。
<実は、この下は絶壁>

この件、マルチピッチリード講習でも、研修登山の沢登りでも注意を続けることです。
つまり、一撃必殺で意識改革させる指導方法を、私は知りません。

私が悪いのか、習慣づくまで仕方ないのか、どちらの要素もありそうですね。
<ONさんのリードトライ>

具体的な講習内容
・テーピングの巻き方
・カウテールの作り方
・セルフビレイの移行
・ハンドジャム練習
・ニーロック
・ヒール&トウ
・スメアリングで、壁の内部方向に押す意識
・カムの使い方(触り程度)

・実践本気トライ
ONさん:ネイキッドクラック(5.10a) R.P.(トップロープで5回ほど練習したのち)
カミイルート(5.10b) 敗退
結果は、前者で完登、後者で敗退でした。
しかし、前者は安全基準が緩いように感じられ、見ていて不安でした。
一方で、後者は十分にカムの効きを確かめてから突っ込んでいったので、見応えのあるトライでした。女性2人も、感動したようで。
前回とくらべて、格段に良いトライでした。