2016年2月3日水曜日

都合のよい設定

2月2日(火)は、ムーヴLv.0。
女性Sさん。

マンツーマンだったので、先日のリード1回目の復習を交えつつ。
クリップ練習中のこと。
右手クリップするというシチュエーションで、左手はボルト役としてヌンチャクを壁にぶら下げてもらいます。
この際、垂壁設定だとヌンチャクは壁に沿ってぶら下がり、薄かぶり設定だとヌンチャクは壁から離れています。

「という訳で、今回は垂壁設定で練習します。」
としました。

が、Sさん!
クリップ中に左手が動いて、ヌンチャクを壁から離してしまうのです。
クリップの向きによっては、垂壁よりも薄かぶりの方が若干クリップしやすいので。

「それ、クリップの向きによって都合よく設定が入れ換わってますよ!」
現実的状況から単純な状況へと、練習を焦点化するのはアリです。
クリップ練習も、ムーヴ中でなく、地上でやっているのが焦点化ですね。
意図的にやるならアリ、という話・・・。

一方で、知らず知らずに単純化していると、現場では使えません。

どう設定するか、というのは結構大事ですね。


具体的な講習内容
・肩の脱力
・エイトノットの練習
・ATCを落とさない方法の練習
・クリップ練習