2015年12月7日月曜日

ルーフクラック、自分メモ

12月7日(月)は、えのきど先生と城ヶ崎。 
この土日も、えのきどさんと富士山会議で顔を合わせていたので、気分的には10日くらい一緒に居る感じ。
城ヶ崎は、入門的なクラックが多いですが、あるグレードから先になるとルーフクラックが多くなるそうです。

実際、私も城ヶ崎ではファミリーの5.10台以外だと、マリオネット(5.12a)を1本だけしか登ってません。
で、先日の三宅島で、5.11後半くらいのルーフクラックを2本触ったので、この機会に練習。
で、スコーピオン(5.12b)に初トライしてみました。
結果は、2トライして何となくムーヴが分かったけれど、まだ確実性のあるムーヴにはならなかった、というところ。

持久系なので、この状態だと繋がらないですね。
さて、三宅島と今回で感じた、自分なりのルーフクラックメモ。

①ロープの流れを、オブザベでイメージ
ルーフの付け根にプロテクションを取ると、当然、ハング越えでロープが擦れる。
とはいえ、ハング越えは大抵難しいし、先のムーヴが読めないことも多いで、ヌンチャクで伸ばすかどうか迷いに迷う。
そのあたりの心理まで、オブザベ段階でイメージしておかないと、オンサイトトライはアッと言う間にパンプしてしまう。
花崗岩にありがちな「ハング越えは、1発だけ」というパターンなら、後半ロープの流れが悪くなるのを承知でヌンチャク延長しないことも多いが、その戦略が使えないことが多い。だから、大体はランナウト気味。

②案外、落ちるまで突っ込まない場面が多い
ルーフだから、落ちるまで突っ込めるかと思いきや、「テンション」コールするべき場面の方が圧倒的に多かった。

理由
・足をフック系の技で決めたりして、手がすっぽ抜けると頭から落ちる場面が多い
・上下反転するような動きの中では、足がロープに絡みそうになる場面が多い
・持久系のルートのR.P.狙いなので、落ちるまでムーヴを試すよりも、テンション休憩後なら1回で出来るくらいのムーヴを探りたくなる(ただ、核心ムーヴだけは、落ちるまで何度も試さないと成功しなかった)
・本格的にフォールすると、壁から離れてしまって、ポンピングor登り返しでないと復帰できない
・上述のロープの流れでミスをして、岩角にロープが擦れ気味だと、それ以降の小核心は全て怖い

③ムーヴ自体は、案外できるような気がする
これまでに登った、ワンポイントのルーフ越えや、ジムボルダーのフック多用課題と、そんなには変わらない。
ただ、繋げるとなると、ルート経験が垂壁~薄被り中心なだけに、経験の浅さが露呈しそうな予感。

④肩掛けギアラックが、使いにくいことが多い
傾斜が強いだけでなく、ヒール&トウをして上下反転した状態だと、ギアラックが背中の真後ろに来たりする。
とりあえず、腰にラッキングする割合が増やすも、並び順を考えるのにオブザベが尚一層大事になる。
せっかく手を出したからには、登っておきたいのが心情。

ただ、もうすぐ奥利根がオープン。
平日券は、もう買ってあるので、シーズン残りわずかです。

どーしましょ。
具体的に登ったルート
・トラベルチャンス(5.10b フェース系)
再登。プロテクションが難しい上に、限られていて、ビビる。
かえって身体がこわばりそうだったので、トップロープで、その後3回リピートしてウォームアップ。

・スコーピオン(5.12b、ルーフクラックのトラバース) 2トライ。回収は、えのきど先生がフォローしたくださいました。