2015年12月19日土曜日

岩場での1日

12月18日(金)は、岩場リード講習にて、湯河原。
女性OGさん、男性SGさん、女性SMさん、女性NBさん。
<湯河原、シーズン初め>

講習では、1日のほとんどを基礎練習に費やします。

ロープを付けずに、ルート下部でムーヴ練習。
リードで落ちる練習。
ボルトの種類を見学。
終了点の仕組み。
終了点作業のロープワーク練習。

で、ある程度は基本が分かってきたら、夕方に1本だけ本気トライをしてみましょう、という流れです。

講習生の経験だと、メンタル的にも疲れる本気トライは、1日に1回か2回が限界という人も多いので。
<さすが、暖かい!>

一方で、通常のクライマーは、ある程度パターン化されたリズムで動いています。

以下に、御紹介。

①ウォームアップで、1~数本、長めで持久系のルートを登る

②本気トライを数回(短いルートだと、ボルダー感覚なので、トライ数が増える)

③クールダウンやトレーニングで、少しグレードを下げたルートを1~数本登ることもある。
(夕方に本気トライをするなどの事情で、やらないことも多い)
<すあまを知らないSGさん>

意外と思うかもしれませんが、これだけで終わりです。

ジムで同じメニューをこなすなら、3時間でもお釣りが来そうです。
岩場だと、準備やらハングドッグやらで、意外と6~7時間は経ってしまうものですが。
<すあまを試食>

とはいえ、本気トライのあと、次の本気トライまでの間は、1時間くらいの長時間レストになります。
パートナーが30分くらいの本気トライをするにしても、30分くらいは休憩できます。

僕の場合、登山から入ったので、この時間が手持無沙汰に感じました。
エンジョイクライミングを演出するなら、お茶会でも出来そうです。
<事情により、午前中は3人で>

ただ、現在は結構充実しています。

まず、自分のトライについて、感じたことや反省点をパートナーに喋ります。
それから、次のトライに向けて、改良することをイメージトレーニングします。
(完登した場合は、次のルートのオブザベに入る。)

もちろん、パートナーと下らない雑談もしますが。
<落ちる練習>

さらに、寒い時期ならトライ5分前は、急坂を速足で登るなどして、腕を使わずにウォームアップをします。

いよいよ自分のトライ前には、イメージトレーニングの成果として、再びお腹を下します。
仕上げに、1分くらい瞑想っぽいことをすることもあります。
<紅葉>

そんな感じで、アッという間に時間が過ぎます。
昼寝時間があるときは、滅多に無いという印象です。

これで、さらにパートナーがトライするルートが、自分のルートと10分くらい離れていたりすると、 実に忙しい(笑)。
<フック船長(5.10a)をオンサイトするSMさん>

と、こんな感じで2~4トライもすれば、1日で色々な経験値が積めたと感じます。

本気トライだけしていても、結構良いトレーニングなのかもしれません。
※そもそも、ルートクライミングが中上級者のフィジカルトレーニングに向いていないという話は、置いておいて
<同じく、フラッシュするSGさん>

付け加えますと、この「1日に本気トライ数本」というリズムが、絶対ではありません。

易しいのを沢山登って、身体を慣らすこともあります。
ちょっと苦労するくらいのオンサイトトライや、再登を何本も頑張って、持久力トレーニングに充てることもあります。

逆に、「1日に、1本のオンサイトトライに賭ける!」という日があっても良いでしょう。

講習ではなくても、何かの基礎練習に半日充てるのも、アリだと思います。
(卒業生で、岩が濡れていたからロープワーク練習をして遊んだ、なんて話もあります。)

どんな過ごし方にせよ、楽しく学ぶことさえ続けていれば、少しずつ上達すると思います。
決まりはないので、色々試してみてください。
<同じく、ムーヴ解決してトップアウトしたOGさん>

具体的な講習内容
・ムーヴ練習(片手主体のバランス、ネコ足、手をホールドに馴染ませる)
・落ちる練習
・終了点作業の練習&実践(SMさん、SGさん、OGさん)
・疑似リード(NBさん)
・実践本気トライ
3人とも、フック船長(5.10a)。
SMさん:オンサイト
SGさん:フラッシュ
OGさん:ムーヴ解決してトップアウト