2015年11月2日月曜日

紅葉前線

11月1日(日)は、クラックリード講習にて、湯川。
男性ONさん、男性TNさん、安曇野の女性KDさん・男性TYさんペア。
<紅葉の湯川>

紅葉時期は、クライミングに適した気候だと思います。

小川山・ミズガキだと、10月前半くらいでしょうか?
湯川など、長野や山梨の標高の低いエリアだと、10月後半くらいでしょうか?
奥多摩あたりなら、11月でしょうか?
<葉が落ちると、日が射します>

気温が、朝の時点で0℃~5℃くらいのイメージで、キャンプが結構寒く感じます。

でも、日中が5℃~10℃くらいなら、運動しても汗ダラダラにはなりません。
スポーツの秋、という言葉もあるくらいで。

実際、クライミング中も手汗をかきにくいので、1グレードぐらいホールドの持ち(ジャミングの効き)が良く感じます。
<ジャミングに興味津々>

さらに、この時期は乾燥しています。
晴天率も高く、乾燥注意報が出たり。

秋雨時期は、雨の翌日も湿度たっぷりだったりしますが、この時期は違います!

たいして風が吹かずとも、
「やっぱ、岩乾くの早いねー。」
と思います。
<初クラック>

もちろん、日中でも風が吹いたり、曇ったりすれば、ダウン必須です。

私は、ウォームアップはフリース程度の中間着を着たまま、本気トライでようやくシャツ1枚になる程度が一番好きな気温です。
<同じく、初クラック>

ちなみに、春も割と良い季節なんですが、秋に照準を合わせるクライマーが多いようです。

色々な人がいますが・・・

・冬は雪山に行くから、春はクライミングの調子が今一歩
・夏の間、小川山に通っているなどで、クラック、スラブ、垂壁に慣れている
・毎週、ちょっとずつ寒さの限界に近付く一方で、乾燥度は増すので駆け込みで宿題を片付けやすい

といった印象でしょうか。
<いつものデゲンナー>

特に、冬は山へ行ってクライミング量が減るという方、今が追い込みです。

極寒になる直前まで、ちょっと頑張ってみませんか?
<だいぶ土が落ちて来た、大和屋(5.7)>

ところで、私は数年前まで、山が紅葉しても気付かないほど植物に無頓着でした。
自然そのものの山の雰囲気は、学生時代から好きなんですが。

最近知りましたが、クライミングエリアって、紅葉の名所になるレベル。
岩の上から見る紅葉も、気持ち良いですね。

講習生の中には、ショートルートの終了点で写真を取る人もいるくらいですから。
<デゲンナーをトップロープながら完登!>

具体的な講習内容
・ハンドジャムのコツ
・フィンガージャムのコツ(ONさん)
・ジャミングの方向を意識して引き付ける練習
・地上でのカムセット練習(TNさん)
・トップロープでトライ(KDさん、TYさん、TNさん)
・疑似リード(TNさん)
・リードで落ちる練習(ONさん)
・実践本気トライ
ONさん:台湾坊主(5.9) R.P.
<台湾坊主のONさん>

ONさんは、ムーヴの検討に関しては、だいぶ会話が弾むようになってきた感じがします。
たぶん、基本的な理屈が分かって来たんでしょうね。

リスク管理に関しては、もう少し時間を掛けましょう。
<渾身のR.P.!>