2015年11月20日金曜日

つま先周辺でスタンスを捉える

11月19日(木)は、ムーヴLv.0。
女性Sさん、女性3人組のADさん、IBさん、KBさん。
「足は、つま先周辺で置け」、と言われます。
実際、クライミングシューズも、つま先周辺に力が入りやすいように作られています。

本日のKBさん。
スタンスに足を置くときに、つま先周辺(指の付け根あたりも含む)よりも土踏まず側で捉えていました。

下から見ていて
「そのスタンスは、指の付け根くらいで踏んだ方が、良さそうだな。」
と思ったので、本人に尋ねてみると

「この踏み方(指の付け根より、5cmくらい土踏まず側)で、十分に馴染んでて、力も入ります。」
とのこと。

「であれば、案外問題ないのかな。」
と思って、引き続き見ておりました。

すると、その置き方だと、つま先の向きをインエッジからフロントエッジに回転させて微調整できないことが発覚。
つま先の向きを変えるために、いちいちスタンスを踏み直していることが分かりました。

そこで、それを伝えると、つま先の向きを回転させやすさを考えて、最初から指の付け根周辺でスタンスを捉えるように変化。
かなり、省エネに繋がったと思います。

(実践では、稀に土踏まずで置いた方が楽なこともあるが、それはそれでアリ。)
ちなみに、それを聞いていた3人は、もともと指の付け根周辺でスタンスを捉えてはおりました。
しかしながら、このやり取りを聞いて、さらに意識が足元に向いたようで、つま先の回転も上手くなりました。

足裏5cmの話ですが、これだけでも登りが変わるから不思議です。


具体的な講習内容
・一手一手レストする練習
・片手主体のバランスが決まってから、もう一方の手を離す意識
(居心地の悪いレスト体勢は、なるべく避ける)
・ホールドの方向に寄りかかる
(特に、内向きのホールドは、寄りかかるとほとんど引き付けなくても次のホールドが目の前に来ることが多い)
・つま先でスタンスを捉える理由(上述の話)
・膝をどちらに倒すか

本日で、ADさんとKBさんはジムリード講習を受けてもO.K.としました。
ジムの5.8なら、かなり安定して登れるようになりましたねー。