2015年6月12日金曜日

ムーヴの善し悪しを体感で比較

6月11日(木)は、昼にムーヴLv.0。
女性THさん、女性TMさん、復習の女性KIさん、そして新規女性NZさん。

夜もムーヴLv.0。
男性2人組のOHさん、ISさん。復習の女性KIさん、新規女性SMさん。
易しい5.6くらいのルートを何度も登ってもらうと、皆さん色々なことを試そうとします。

・よりスピーディに登ろうとする人
・全部フリで登ろうとする人
・全部2点支持で登ろうとする人(ダイアゴナル)
・全ムーヴで腕を伸ばそうとする人

これ自体は、実験意識として良いことです。
ただ、これをどうやって評価するかは問題です。

「全部フリで登ったけど、全部正対で登るのと、どっちが楽か分からなかったな。」
という感想だけだと、成長に繋がりません。

そこから
「全部正対、全部フリっていう練習方法だと、使い分けを覚えるのに効率が悪いんじゃなかろうか?」
「一方で、フリを徹底的に洗練させるだけなら、全部フリって練習方法もアリのように感じた。」

とまで考えられたら、実験として大成功です。

そうしたら、次はどうやって使い分けを覚えるか、というステップに進めます。
次なる実験を考えるか、ひたすら登り込んで身体で感じるかをチョイス!
色々と試すのは良いことです。

でも、その結果を体感しない人って意外と多いんだなぁ、と思います。
実験意識が無いと、先輩から言われた通りに身体を動かして、それが変でも気づきません。

特に、山の先輩はクライミングが上手いとは限らないので、話半分に聞いて、自分で実験しなければ。

これって、万年素人レベルに留まるか、初級者~中級者への道が拓かれるかの、大きな分かれ道かもしれませんね。



具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・一手一手レストする練習
・トップロープのビレイを洗練
・足をスタンスに馴染ませる
・右手主体のバランス、左手主体のバランス
・ロワーダウン中の姿勢
・上体を起こすレスト、ぶら下がるレスト(OHさん、ISさん)
など


SMさんは、ジムリード講習に進んでO.K.です。
ただ、ムーヴ講習を交えながら受講するのも、アリですね。