2015年5月1日金曜日

目慣れて来ます

4月29日(水)、30日(木)は、クラックリード講習にて、湯川。

1日目は、女性STさん、男性IGさん、卒業済みの男性ITさん。
2日目は、女性STさんがそのまま連続にて。
<湯川の林道は、通行止め>

地上でのカムセット練習にて、初回のIGさんがセットしたカムを皆さんでチェック。

で、
「そこの岩が、欠けるリスクもあるから、若干ずらしたい。」
「奥が広がっているから、ちょっと怖い。」
「左下の歯が、開いちゃってる。」

などと指摘が飛びます。
<たまたま居合わせたアーヤさん>

IGさんが、ちょっとズラしただけで、2人から「あー!そうそう。」と瞬時に御満悦の声。

「そんなに見えてくるものなんですね。」
と、驚いていました。
<ハンドジャムが強くなる一方で、下半身の使い方が苦手なSTさん>

カムセットに慣れて来ると、カムが効きそうな形状が「ここだよー。」ってアピールしてくるような感覚です。

必要な情報が、視覚的に浮き上がって来るという話。

・クラックなら、ジャミングしやすいポイント
・フェースなら、ホールドになりそうな形状
・マルチなら、ラインとして繋がりそうなクラックやバンド
・終了点やビレイ点なら、立木

といったものが、目に飛び込んでくるということで。
<カムセット練習>

だから、1回目に難しいと思った形状探しも、2回目、3回目で驚くほど目慣れて来ます。

というか、そうじゃないとリード中にカムセットなんか出来ないですから。
<無名フィンガー、本日1トライ目>

わずか半年前にはカムを恐れていた面々が、すっかり慣れてしまうこともあります。

ITさんは、もう十分に落ちまくって、無名フィンガーをトライしておりますし。
STさんも、カムで落ちる練習をしながら、だいぶ平常心になって来たと思います。
<やはり、下半身が固い?>

慣れを効率的に引き起こすべく、毎回なるべくジャミング練習とカムセット練習を組み込んでおります。

ちょっとずつ、慣れて参りましょう。
<とはいえ、ジャムセッションに5回通っただけの成果は大きい>

具体的な講習内容
・ジャミングの仕組み
・テーピングの巻き方(IGさん)
・デゲンナー下部にて、ジャミングボルダー練習
・地上でのカムセット練習
・カムで落ちる練習(STさん)
・トップロープでの本気トライ
IGさん:デゲンナー、大和屋

・実践リードトライ
ITさん:無名フィンガー(5.9)をR.P.通算5便
STさん:デゲンナー(5.8)をR.P.、大和屋(5.7)をオンサイト、台湾坊主(5.9)をR.P.(2日目)

STさんは、あとは卒業までの課題はオンサイト戦略ですねー。
意外と順調な成長に、驚きです。

他にも、フィンガーとか、足置きなんかには、もちろん応用的なカムセットなんかにも、課題は色々ありますが。
<デゲンナー完登>

<無名フィンガー、本日2トライ目>

<偶然居合わせた、男性STさん>

<大和屋>

<クラック講習初参加のIGさんも>

<2日目>

<ちょっと暑すぎるくらい>

<台湾坊主へのトライ前>

<いざ>

<得意のステミングで高度を稼いで>

<完登!>