2015年4月9日木曜日

生き残ってくださいませ

4月8日(水)は、1コマ目がリード2回目。
女性OGさん、男性WNさん。

2コマ目が、ムーヴLv.0。
NZ夫妻、新規女性YSさん、新規男性Kさん。
講習経験の結果、
「今の段階で、これが出来ないと後々つまづくんだよなー。」

っていう読みが、色々できるようになって来ます。

たとえば、

①トップロープのビレイ
より洗練されていた方が、結果的にリードのビレイで手際良くなる。
当たり前のことです。
が、リードを教える前から、大体どのくらい出来るようになるかが予想できるようになりました。

②ムーヴの安定感
安定した動きが苦手な人は、早いうちに矯正するのも、やっぱり楽だと思います。
特に、当塾はクラックやマルチ、ゆくゆくは冬期バリエーションまで目指す人が多いので。

③ロワーダウンされるときの態勢
これは、リードで落ちたときや、懸垂下降するときの態勢と同じです。
どうやら、これは言われないと治らない人が多そうです。
これが原因で、リードで落ちるのが怖い人も多いです。
これを、いつのタイミングで矯正するかは、私にとって悩ましい問題です。

極論すれば
①ムーヴLv.0やジムリード講習を、どんどん厳しくする
②リスクあるクライミングを体験した段階で、「やっぱり基礎が大事なんで」といってトップロープの動きから確認していく

①は、講習生に我慢を強いている感じ。
②は、よく分かるメリットはありますが、リスクも上がります。

やればやるほど、厳しくなっていっちゃいますねー。
一方で、それだけの回数を受ける講習生ってのも、限られてきます。
さすがに生き残る人が減って来るんじゃないかと思うくらい、私の中で最低限求めるハードルが上がっているような・・・(笑)。

なんとか、頑張って生き残ってくださいませ。
分かれば分かるほど、ムーヴも安全管理も楽しくなりますから!


具体的な講習内容
1コマ目:
・トップロープのビレイ総点検(持ちかえ方式、テンションを掛けるとき、墜落距離、など)
・一手一手レストする練習(骨盤を入れる、体幹を入れる、踵を下げる方法)
・クリップ練習

今回で、リード2回目の前半部分だけをこなしたような感じでした。
もう少し、トップロープに習熟して欲しかったので、ムーヴのアドバイスを織り交ぜながら。

次回も、コマとしてはリード2回目として御予約いただければと思います。
実際は、半ば個別指導っぽくやります。

2コマ目:
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・一手一手レストして登る練習
・肩の脱力
・足をスタンスに馴染ませる(NZさん夫妻)
・手をホールドに馴染ませる(NZさん夫妻)
・ロワーダウンされる態勢
・トップロープのビレイを少し修正