2015年3月5日木曜日

センサーを研ぎ澄ます

3月4日(水)は、ムーヴLv.1。
女性NSさん。
<15分ほど、ロープ畳みの練習も取り入れて>

NSさんは、ちょっとしたコツを説明すると、感動が人一倍大きいです。

反対に
「ちょっとは安定するような気もするけど、そんなに有効なのかなぁ?」

という反応の人も、いっぱい居ます。
<「おー、なるほどー!」>

これって、センサーがどれだけ敏感になっているかだと思います。

例えば、レストポイントで

①さっきの足位置より、この足位置

という、センサー開発のスタート地点から

②さっきの態勢より、こっちの態勢

という風に、どんどんと敏感にしていくものだと。


5.8を楽に、安定して、滑らかに、というのを目指すなら、
最高グレード5.10aのときに感じたそれと、5.10cのときと、5.11aのときじゃぁ、ゴールが違って来るはずです。

色々なバランスを経験してセンサーが敏感になってきた分、自分に厳しくなって当然。
<本日、NSさんがO.S.した2本>

NSさんは、5.11クライマーにしては、かなりセンサーが敏感だと思います。
だから、いつもムーヴ講習で色々なコツを知るのを楽しみにしてくださいます。

逆パターンとして、講習を受けまくった結果、センサーが研ぎ澄まされたという人も多いですね。

センサー開発・・・
最初の一歩としては、一手一手レストする練習がオススメですよ。
もしも、このブログを参考に、講習には参加せずに上手くなろうというのであれば、それしか思いつかないぐらいですよ。


具体的な講習内容
・手をホールドに馴染ませる(あらかじめ脱力しておく、、気持ち深めに入れてから引いてくる、指同士を密着させる方法)
・肘をホールドの向きに合わせる意識
・ホールドの効きをチェックするのに、全身ではなく、手だけで引く方法
・踏み替え練習

・実践本気トライ
薄かぶり面の、5.10b、5.11aをオンサイト。

ムーヴはとても慎重で、判断は素早いタイプ。
つまり、ゆっくりに見えるけれど、限界のオンサイトトライでは意外とサクサク進むのが、素晴らしい。

5.11aオンサイト成功は、それが役だったように見えました。