2015年1月15日木曜日

アックスが刺さらないことへの原因分析

1月12日(月)は、アイスクライミング講習にて、西上州。

マルチ卒業生の男性ONさん、女性SGさんの2人。
岩場リード受講中の、男性SKさん。
アックスの振り方というのは、見た目に分かりやすいものです。

ただ、地上ではそこそこ振ることが出来ても、クライミング中は振りにくいことがあります。
<またまた子犬>

つまり、アックスが上手く振れているかどうかにも、2つの要素があると。

1つは、いわゆる振り方そのもの。
地上でも差が出ます。

・スナップを利かせる
・ムチのようにしならせる
・放り投げる感じ
・脇を締める

などと、諸先輩も苦心して伝える努力をしております。

これはこれとして、もちろん大事で、奥が深いもの。
<犬殺しも、ボチボチ>

2つ目は、そもそもアックスを振りやすいバランスかどうか。

これも、

・対角線バランス
・三角形バランス

といった表現をされております。

でも、上手くできない人ほど、
「対角線バランスは、かえって疲れる。」
みたいなことを言うので、初心者を混乱させます。
<今は、右手主体。左手は、離しやすいバランス。>

要するに、

「左手を振るなら、右手主体のベストポジションを取りましょう。」
そうじゃないと、アックス振っているうちに、疲れちゃいますよ。

という話。
<両手荷重になっていて、どちらも離しにくい。写真撮影のためのポーズ?>

どっちも、文章で説明することは出来ないと思います。

せめて動画、できれば上手い先輩に質問しながら試行錯誤するのが良いと思います。

当塾講習でも、早い人でも1~2時間くらい、ゆっくりな人には数日を要する内容です。
<右手主体のバランスが取れていて、左手を振っている。腰の入ったONさん>

でも、それが出来るようになれば、アイスクライミングは相当楽に感じると思います。

なんせ、アイスってのは似たムーヴの繰り返しな訳ですから。
<午後は、トップロープで実践練習>

このブログそのもので、アックスが刺せるようにはならないでしょう。
けど、自分がどっちのタイプかぐらいは分類できると幸いです。

今回講習を受けた6人の方々は、復習にでもなれば。