2014年10月9日木曜日

クライマーの動きから、弛みの変化を予測する

10月8日(水)の夜は、リード講習2回目。
男性SKさん、男性KBさん、女性YDさんの3名。

写真は、講習とは関係なく、本日作ったルート2本。
ビレイ中の弛み調整ってのは、意外と難しいです。

張り過ぎは、クライミングのルール上もダメだし、バランスの練習上もダメです。
逆に、緩み過ぎは、危ないです。

その、程度問題については、現物を見せないとお話しにくいので今回のテーマじゃありません。

文章だけで分かりやすいテーマとして、クライマーの動きで弛み具合の変化を予測することがあります。

一番分かりやすいと思うのは・・・

・高めにクリップした後、少し登る場面
→トップロープ状態なので、クリップが腰の高さに来るまでは弛んで来る
で、この弛みを取り忘れているビレイヤー、ジムや岩場でよく見かけること見かけること!!!

この弛み、ビレイヤーから見えなくたって、クライマーが登るごとに増えて行くことを予測して欲しいところです。
でも、張り過ぎはダメなので、手ごたえガンガンまで引っ張っちゃぁ、やり過ぎかと。

もの凄くチョットした気遣いですが、こういうことが
“登らせビレイヤー”
の条件なんだと思います。

クライマーも、予測通りの距離しか落ちないから、安心するじゃないですか。

最近思うのが、こういう僅かな予測をマメにやることが、マルチピッチや登山にも通じているんだなと。
例えば、マルチのビレイだと、弛みの変化からクライマーの動きを予測したりしますよね。

侮るなかれ、って言われている気がしています。


具体的な講習内容
・トップロープのビレイ(確認)
・クリップ練習(確認)
・リードでやってはいけない事例集
・墜落距離の計算と、落ちる練習