2014年6月26日木曜日

手繰り落ちは、ダメ

6月25日(水)は、夕方にリード3回目。
男性HKさん。

夜に、リード2回目。
女性KRさん、男性NHさん。
「手繰り落ちは、ロープが緩んだ状態で落ちるので、余計に落ちて危ない。」

とは、皆さん御存じ。

高さ5メートルぐらいだと、グランドフォールも珍しくありません。

ですが、グレードが上がるほど、クリップ態勢も悪くなります。
さらに、パンプした状態で頑張るわけなので、本気トライほどリスクも避けられません。

「じゃあ、クライマーは、どうやって危機回避しているんでしょう?」
と、聞いたら、

「うーん」
となる講習生も、結構多いです。
答えは単純で、
「手繰り落ちのリスクが高そうな安定度だったら、クリップを諦めて、フォールorテンションorA0クリップする。」

ちなみに、私自身の経験を、参考例に。

①本気トライ中のフォール回数
小さいものを含めれば、少なくとも1,000回以上

②手繰り落ち
0回

③クリップ中の危ういスリップ(手繰り落ち未遂)
1回

④ギリギリで、クリップした瞬間に力尽きるようなフォール(テンションコールや、ロープを掴む余裕すら無いパターン。ヒヤリハットのレベル?)
10回以上

ちなみに、個人的には絶対にグランドフォールしない高度でも、なるべく手繰り落ちはしない方が良いと思います。
クリップする手が、カラビナに挟まって、指を大怪我しそうなので。

もっと厳しい先輩は、
「手繰り落ちするぐらいなら、クライミング辞めた方が良い。」
とまで言っていました。

イメージは、ほとんど登山中の事故ですねー。


具体的な講習内容
・いつもと同じなので割愛

HKさんは、ジムのリード講習は卒業です。