2013年11月10日日曜日

ジャミングの様々なコツを、統一的に考えてみる

11月8日(金)は、湯川にてクラックリード講習。
男性Sさん、その山岳会仲間のYUさん。
<ジムでは、5.11後半を登るYUさんは、最初から結構な上手さ>

ジャミングのコツ・・・

一言には語れません。

が、こう言う先輩ガイドも居ます。

「ガッと入れて、グっと膨らますんだよ!」
もちろん、これだけ言っても分かりません。

けど、まさに真実です。
<Sさん、疑似リード>

まず、クラックに手を馴染ませること。

下に閉じている場所なら、ボトミングだけで効くでしょう。

ハンドクラックでも、僅かな凹凸に手の甲、手のひらを馴染ませるだけで、ボトミングっぽくなります。
<Sさん、デゲンナーをリード!>

そして、次に膨らませる。

ハンドジャムで、親指の付け根の力を使うことは、あまりに有名。

でも、フィンガーでも、フィストでも、膨らませる力というのがあります!
<フォールを繰り返し、何とかトップアウト!>

日々、講習の方法はアップデートされています。

最近は、理屈を教えながら・・・


「膨らませるタイミングが、早すぎますよ。」
「馴染ませる段階だと、手に力を入れない方が良いですよ。」
「フィンガーは、手のひらを下に向けた方が、よく馴染むし、膨らませやすいですよ。」

なんて形で、やっております。

将来的に
・いかに馴染ませるか?
・いかに膨らませるか?

という形で、頭を整理できたら良いと思うんですよね。


具体的な講習内容
・ハンドジャム、フットジャムをボルダーで練習
・フィンガージャム、フィストジャム
・バック&フット
・疑似リード(Sさんのみ)
・実践リードトライ(Sさん、デゲンナーで数回フォール)

Sさん、これで3回目分の修了。(仮免許)
だいぶ、レストが馴染んで来たように思えます。