2013年7月30日火曜日

敷居の高さと、その先への憧れ

7月27日(土)も、小川山の大貧民ルートにて、マルチピッチリード講習。
YZ夫妻。
「敷居が高い」

その言葉、クライミングにおいては結構好きです。
リードは敷居が高い、クラックは敷居が高い、マルチピッチは敷居が高い、~~のエリアは敷居が高い、・・・。

色々あります。
例えば、クラックを始めるにあたっては、

・カム類を揃える(金銭)
・カムセットなどの安全管理を自分で行う(意識)
・一定期間、集中的に取り組む(時間)

などの敷居の高さがあります。
私が思うに、敷居ってやつは越えたときに違う世界が見えてくるから面白いんです。

敷居が高いのは、仲間はずれとかではありません。
その一線を越えた人同士の、共通の思い入れです。

だから、クライミングでは、敷居を下げることよりも、敷居を越える手伝いをすることが講習の意味です。
講習では、闇雲にトップロープを張るよりも、

リードの魅力を伝えたいと。
敷居が高いなら、高いなり。
敷居の先に憧れの世界があれば、良いと思うんですよね。
マルチピッチも、言わずもがな。

このトンネルを抜けた先に、パノラマ広がる岩塔頂上が近付いて来るのです。
<ちょっと恐い、最後のスラブ>

<どこかで見たポーズ>

具体的な講習内容
・難しいセクションの手前でピッチを切る

その他、気づいた点を指摘していく。

YZ旦那様、大貧民ルートをオールリードで完登でした!
さすがです。
<下降>