2013年5月18日土曜日

伸び悩みを解消できないことも

5月17日(金)の昼は、ムーヴ講習Lv.0。
常連女性ODさん、講習2回目の男性OSさん。
ODさん、どうもクライミングが面白くないそうです。

たぶん・・・
正確に言うと、ジムでのクライミングや、ゲレンデでのクライミングが面白くないんでしょう。

元々、山歩きから入って、ちょっとバリエーションに連れられていく機会があったから、とクライミングを始めた彼女。

当塾に来始めた頃、すでにクライミング歴は数年ありました。
で、そこで

「えー、基本って、そうだったんですか!?」
の連続で、かなり伸びました。

ただ、現在は再度伸び悩み。
伸びているうちは、クライミングも楽しいけど・・・、という意味です。
まあ、正確に言うと、ここ2ヶ月でも技術はチョットづつ伸びているんです。
反動ムーヴは、かなり洗練されて来たし、本日でオブザベーションも少しレベルアップ。

・リーチの短いODさんにとって、反動ムーヴは5.10前半ですら必須になります。
・5.10前半で、疲れて落ちてしまうことがあるODさんにとって、オブザベーション能力を上げてスピーディーに登ることも、完登までのトライ数を減らす道のりでしょう。

でも、これですぐに5.10c、5.10dが登れます、っていうグレード向上の決定打にはならないんですよね。

個人的には、このぐらいのグレードからは

①個別のムーヴ(こういうときは、どこに足を置くとバランスが取れるか、次のホールドに届くか、などのパズル要素)

②単純なパワー

なんかが重要になるんだと思います。

講習の基礎でやる5.8、5.9を、いかに完璧にで登るか?
みたいな反復練習だけでは、越えにくい壁なんじゃないかと思います。

でも、①のパズルを解くこと自体、日々のクライミングの重要な楽しみだと思うんですけどねー。


具体的な講習内容
・手順用語とオブザベーション
(マッチ、持ち替え、クロス、飛ばし、寄せ)

・ホールドの名付け方
(青サイド、黄色ピンチ、など)

・実践本気トライをしつつ、アドバイス(オートビレイ機)
ODさん:5.10aを数回完登。5.10bは、まだ。
OSさん:5.9を2本完登。5.10aは、まだ。