2013年4月5日金曜日

ビレイグローブに関して

4月4日(木)の夜は、リード講習1回目。

レベル0から受講して下さっている男性FKさん、女性IMさん。
新規の男性NMさん。
ビレイグローブという物があります。

思わず手の中でロープを滑らせてしまった場合、火傷せずに確実にビレイができるという代物です。

材質に関しては、皮が熱に強く、摩擦力もあって最高です。
クライミングメーカーが出している物に限らず、工具店で売っている薄手の物が良かったりします。
(軍手やフリースだと火傷はしませんが、滑りすぎて危険)


また、このビレイグローブをするべきや否か、という議論もあります。
大体、こんな感じです。

・するべき派
かなり集中していたって、ビレイ中に目を離すときはある。
また、長時間のビレイ中に、不意落ちされても止めるのがビレイヤーである。

よって、絶対に失敗しないために、必要。

(その場合、片手グローブや指先が出ているグローブをも容認しない人もいる)


・しない派
むしろ、素手の方が操作性が良いため、ビレイ失敗しにくい。

たしかに、以前はメーカー品は厚手の物がほとんどで、瞬時にロープを握れるか不安を感じるほどゴワゴワした物が多かった。(笑)



※実際にジムのスタッフや、往年の名クライマーも、ビレイグローブをしない人が多い。
ガイドの先輩、アルパインクライマーの先輩の中にも、フリーでは“しない派”の人も居ます。

私自身、10mm以上のロープなら、未だに“しない”こともあります。
必要性は、どうも実感できず。

まあ、誰かに見られることを意識して、一応グローブしていることが多いのですが(笑)。
そこで、講習生の方向けには以下のような所を、落としどころと考えています。

①まず、ダブルロープは細いので、必ずした方が良い。
※懸垂下降だけでも、熱くて仕方ないのが良く分かる。
※マルチピッチのビレイは、長時間に及ぶので、クライマーの姿をずっと見続けているのは事実上ムリってのもある。

②シングルロープでも、9mm台のロープや、10mmでも滑りが非常に良いロープ(ベアールのユニコア、など)は、した方が良い。

③太めのシングルロープでのリード、懸垂下降、トップロープのビレイ、などは本人の判断に任せて。

④ただし、最近の工具店のグローブは、本当に薄手で良く出来ているので、以前ほど瞬時に握れるかの不安は感じない。
だから、指先まであるものでも、操作性も大丈夫。

(一部クライミングメーカーでは、工具店並みに薄いビレイグローブも登場してきている)

⑤どうせグローブするなら、両手がオススメ。
(ビレイでも懸垂でも、持ち替えの動きするでしょ?)


こう考えると、薄手のグローブを使えば、使っといて損は無いって雰囲気がしてきます。


10mm以上のロープしか使わないスポーツクライマーなら、ビレイグローブなしでも良いような気はしますけどね。
未だに・・・。

でも、パートナーが細いロープ使ったりすると、急にグローブが欲しくなりますね(笑)。

結局、シングルロープも細くなってきた現在では、ジムにも一応は持っていく方が無難でしょうか。


具体的な講習内容
・ネコ足
・エイトノットの効率的な結び方、注意点
・ATCを落とさない操作方法
・トップロープのビレイ(本人の癖を何点かずつ修正)
・クリップ練習
・オートビレイ機を使った疑似リード練習


ビーコンと同じで、
「一応持っているのが当たり前だけど、本人の判断で使わないときがあっても良い」

って位置づけの道具になるんでしょうか?


御意見ある方がいれば、コメントください。