2013年4月22日月曜日

マルチピッチはチームプレー

4月20日(土)も、三ツ峠にてマルチピッチリード講習。
常連男性NMさん、常連女性TZさんのペア。
マルチピッチは、チームプレーです。

「誰かがリードできれば、残りはトップロープで登れば良い」

っていうのは、一人がベテランの場合に限られます。

<隣に居合わせた、ONさん、Hさん、HYさんの自主練習パーティー>
チームプレーの例として

①ルートファインディング、何時までに頂上に着けなければ敗退、などの判断は、一緒に行う
②リードは空身で、ちょっとした荷物(アプローチシューズ、水、ヘッドライト)などは、フォローが背負う
③リードがセットしたギアを、クリーニングしながら登るのがフォローの仕事
※特に、回収しにくいカムをセットしたりすることもある
④レスキューに限らず、ちょっとしたトラブルには協力して対処
※ATCを落とした、ルートを間違えた、ロープが絡んだ、など
さて、今回も二人で困ったことが連発。

①一緒にルートを話し合ったのものの、NMさんが結構厳しいラインをリードして行き、フォローTZさんが登れなくなる・・・。

まだ、登り返しや、セカンドのテンション解除も十分ではないので、「困った、どうしよう」という状態に。

まあ、TZさんがラインを変えて突破できたので、事なきを得ましたが。
さらに、2P目以降は、天候悪化。

なるべく易しいラインで頂上を目指したいTZさん、ちょっと面白そうなピッチを選びたいNMさんで、話し合いは今一歩かみ合わず(笑)。

よくあるパターンですね。
そして、トップアウトするころには、雪も積もり始めて、気分はアルパイン。

マルチピッチとアルパインの差は、紙一重ですねー。
具体的な講習内容
・ビレイ点の作り方を確認
・実践マルチピッチリードで頂上へ

本日は、15時には頂上。
雪も降っていたので、急いで下山しました。
講習を受ける段階でも、マルチピッチはパートナーが大切です。
一人では、話し合えませんから。

<雨具を羽織っても、寒い!>

早く降りて、麓でゆっくりしました。