2012年12月20日木曜日

スポーツルートは、ボルダーが大事

12月19日(水)は、久々(1年以上?)のスポーツルートで、秩父の河又。
パートナーは、K田さん。
最近は、夏はクラックとマルチなどの、山っぽいクライミングだけで過ごす日々。

ただ、冬は近場にそういうエリアがないので、冬山に行けない程度の短い休みの過ごし方として、ちょろっとスポーツルートをやることもあります。
でも、久々にやると、まずまず面白い。
クラックでは出てくることのない、石灰岩のコルネ、ツルツルのスタンス、ボルダーっぽいムーヴ。

そして、さすがに1年前よりは、ボルダー能力アップを実感できたりして。
たまには、こういうのも良いです。
本日は、K田さんが狙っている“デザートソング(5.12a)”をビレイしつつ。

自分は、1日でR.P.できる程度の、ボルダー系5.11シリーズをやろうと。
久々だと、オンサイト勘とか、オブザベ勘とか、鈍っているものもあります。
久々の石灰岩で、ちょくちょく足も滑りました。

が、それでも結局、スポーツルートではボルダー能力の方が大事ですね。

昔、河又で登りこんでいた時期よりも、はるかにボルダー系ルートにトライできました。

<休憩中は、ダウンを着ている>
いつも、講習ではフォームや省エネ技術ばかりを扱っております。

それは、

・初心者のうちに良い癖を身に付ける
・中高年の場合、(体が出来上がるまで)故障のリスクを下げる
・ムーヴの理屈を体系的に覚える、という観点で見ると、省エネ技術は体で理解しやすい
・丁寧な登りは、マルチピッチやアルパインでは、さらに重要!

<K田さん、上着を脱いで、いざ本気トライ>

その一方で、自分はジムでルートはあまりやりません。
ルート作り、講習などでルートエリアに居ることは多くても、自分の練習は月1日程度のオンサイト練習くらい。

ボルダールームで、ボルダーそのものか長モノで持久力トレーニングするのが、一番だと考えております。

実感を込めて言いますが、グレードを上げたいなら、ボルダーが一番手っ取り早いです。
雑な登りに見えても、省エネ技術はイマイチでも、5.12だって登るクライマーは幾らでもいるんですから。

あっ!
でも、そういう人はオンサイトが極度に苦手な場合もあるか・・・。


<デザートソング(5.12a)>
具体的に登ったルート
・ミヤザキミドリ(5.10a)アップ
・大将(5.10b)アップ
・イキのいい奴(5.10a)アップ
・ギザギザハート(5.10c)アップだが、かなり落ちそうになった
・泣かないで愛ちゃん(5.10c)これまた、落ちそうに!

・デンジャデンジャ(5.11b)
オンサイト(吠えながら、ギリギリ)
最近、個人の方によってリボルトされたという、ありがたいルート。
直前に、トライしていた人が、ガバに乗った砂を掃除してくれていて、本当に助かりました。

・デンジャラス(5.11c)
2撃
こちらも、リボルトされたボルダールート。
1便目は、ムーヴが分からず、何度も落ちる。
分かってしまえば出だしの3級1発だけ、というタイプ。

・デザートソング(5.12a)
テンション5回くらい。
K田さんが打ち込んでいるので、ちょっと気になって最後に触らせてもらう。
久々にやっても、面白いルート。

もっと登って、ボルダーっぽい5.12前半をサクッと登れるようになりたいです。