2012年11月26日月曜日

マルチピッチリードまでの講習順序

11月25日(日)は、天王岩にて岩場リード講習。
常連男性KBさん、立川山岳会の男性HDさん、の2名。
当塾での、マルチピッチリードまでの道のりをおさらい。
夏のクライミングに関しては、かなり体系的に講習する順序が決まってきました。
①ジムでのリード講習
とりあえず、リード&ビレイの基本を覚える。

「ジムならクリップするだけじゃないの?」
と、思うかもしれません。

が、実際には危なっかしいリードやビレイというのもよく見るものです。

また、リードはマルチピッチに向けてドンドンと複雑になって行きますが、ビレイはここで学ぶことから基本的に変わりません。
②岩場リード講習
お次は、ボルトルート。

「ボルトにヌンチャク掛けるだけ?」
と言えば、たしかにそうなんです。

が、目に見える終了点作業だけでなく、ボルトを見極めたり、ランナウト具合を判断したり、やることは多数。

自己責任、という言葉に実感がこもって来るのは、この辺りから。
③クラックリード講習
自分でプロテクションをセットしながら登る。
したがって、クラックさえあれば、未整備のルートだって登れます。

やることは、1ピッチのアルパインクライミング。

重要なのは、カムの効き具合だけではありません。
・ロープの流れ
・カムの残り
・持っていくギアの量
・固め取りなどの安全策

などの戦術も重要。

クライミングに関する判断力を付けていただきます。
④マルチピッチリード講習
基本的には、クラックのリードを繰り返して、岩壁の頂上を目指します。

クラックが登れるレベルの人ならば、ロープワークも本で勉強できるかもしれません。
ただ、ロープワークや戦術面での反省点は、あまりにも多岐に渡ります。

ここをしっかり固め、三ツ峠や小川山だけでなく、ゆくゆくはアルパインクライミングも挑戦して欲しいものです。
具体的な講習内容
・終了点作業
(結び替え、懸垂下降、立木で懸垂下降)

・ボルトの種類
(ハンガー、ケミカル、RCC、リング、その他の工業用)

・ヌンチャクの向き(ウィップフラッシュ現象)
・流動分散、固定分散、独立分散の意味(KBさん)
・捨て縄の利用方法(時間がないので、サラッと説明する程度)

KBさん、1年前にも岩場リード講習を受けておりましたが、今回で身になった感じ。
下地を固めて、次はクラックですね。

HDさん、1月に岩場リードの続き、冬にはクラック講習も参加予定しております。