2012年10月24日水曜日

感覚的な内容は、理屈よりも具体的な場面で

10月23日(火)の2コマ目は、常連女性TZさん。
今回講習した内容は、
「サイドっぽいホールドは、フリが基本。ガストン、下向きホールドは正対が基本。」

これ、5.12が登れるような中級者にとっては、基本中の基本だと思います。
サイドを保持した瞬間、体が自然とフリになろうとする癖が付けば、かなり良い線まで来ているでしょう。
大きなガバホールドなら、サイドっぽくも、他の向きのホールドっぽくも使用することは出来ます。

ただ、これは感覚的に理解する部分が大きい。

したがって、初心者に言葉だけで説明することが難しい。
逆に、5.11前半が登れるような人でも、分かったつもりで出来ていない人も多い。

こういう話こそ、ムーヴ講習が一番ですね。

具体的に、易しいルートを登る中で
「それは変」
「もっと、こういう形でやった方が楽」

と指摘するのが、感覚を養えます。
具体的な講習内容
・上記の内容を、5.6~5.9くらいの足自由ルートで反復練習。
(これが出来れば、ジムの5.8は引き付けをほとんどせずに登れます)

・テクニカルなルートの復習
(垂壁の5.10bを再登)

・実践、本気トライ
(垂壁の5.10d。さすがに、これはムーヴが出来ずに敗退。)
TZさん、フォームも安定して来ました。
しかも、5.10dのトライでも綺麗にフォールすることが出来ました。
(パニックになることなく)

素晴らしいことですよ。
次回は、オープンハンドについて反復練習したいと思っております。