2012年5月9日水曜日

ムーヴ講習を受ける際の心構え?

5月8日(火)の夕方は、ジム講習の2回戦。
講習2回目の女性です。
彼女は、今まで他のジムやガイド(?)の元で、色々とアドバイスを受けてきたようで、混乱気味の様子です。

専門用語を使えば、
・フリを意識し過ぎ。正対が有効な場面でも、体を横に向けたり、捻ったりする。
・次の一手を綺麗に取ることを意識し過ぎて、腕を大回りに回転させて取る癖がある。

まあ、教えた側にも若干の責任は感じますが(笑)、意識する方向を間違うのはとても損なことです。
しかも、こういう方って、実はジムでもよく見かけます。

誤解とは、恐ろしい弊害です!

そこで、皆さんもムーヴのアドバイスを受ける際には、こんな心構えで望んではいかがでしょう?

①「本当に楽か?」という身体感覚を優先する

例えば、
「講師の言っていることが、10個のアドバイスのうち、1個くらい間違っているんじゃないか?」
というくらいの気概で聞いて頂いて構いません。

体と頭で納得して、初めて「楽だ!」と感じる。

逆に、楽だと感じないのに、ガムシャラに意識し続けても、
・講師が間違ったことを言っている
・講師の言ったことを誤解している

のどちらかが原因で、変な癖が身につくことがあります。

(少なくとも石田登山塾では、)初心者には省エネムーヴの中心に教えることを謳っています。



②頭で納得できなくても、とりあえずその場だけ、講師の意図に沿うようにやってみる

これは、皆さん大人ですから、当然そうするでしょう(笑)。
ただ、分かって頂きたいのは、「楽だ!」などの効用を感じるまでにある程度の時間を要するものもあるのです。

もちろん、講師に反論してみたり、疑問をぶつけてみたりするのは構いません。
ただ、最後には「まあ、騙されたと思って反復してみるか」と思うことも有効。

少なくとも、僕がアドバイスを受ける立場なら、そうします。


①、②を上手く両立できれば、講習中は模範生です!
常連さんは、この辺は手慣れたものですかね。
具体的な講習内容
・ネコ足(これは苦手)
・脱力(これは得意!)
・指の脱力(フワッとホールドを掴むことも、織り込みつつ)(ボチボチくらい)
・引きつけよりも捻りを優先する意識(ボチボチくらい)

石田登山塾で教えている基本的なフォームは、5つくらいしかありません。
あと1つは、腰を壁に近づけること。
でも、一朝一夕にはいかないことは、本人にも分かって頂けたようです。

地道に、やって行きましょう!

ちなみに、
2週間前は、「リードなんて私には一生無理なんで」と言っていたのに、
今回は、「私も、時間を掛ければ、いずれは出来ますかね?」と聞いてきてくれたのは、嬉しいことでした。