2011年11月7日月曜日

リハビリクライミングのトレーナー代わり

11月4日(金)の昼は、ランナウトにてムーブ講習。
今回は、常連女性のKKさん。3日前の越沢バットレスからの、連続受講です。

KKさん、実は膝を痛めており、今は出来るムーブに制限があります。
独りで練習していたら、きっと30分で帰ってしまうような状態です。
普段の調子が出ずに、つまらないですからね。
気持ちは、よくよく分かります。

しかし、そうやっていると貴重な練習の機会が減ってしまいますよね。

そこで、本日は私がトレーニングコーチ代わり。
膝に負担の掛からないムーブを選んで、回数を繰り返す練習。
こういう練習は、独りじゃ飽きます!

さらに、初心者の場合はそういうトレーニング方法自体を知らなかったりするので、講習も有効でしょうね。

具体的な練習内容
(全てトップロープ)
・5.6~5.8くらいのルートを、フォームのコツを思い出しながら10本くらい登る
・ダイアゴナル、バックステップのフォームの復習。同じく10本くらい。
・ロープの畳み方をスピーディに行うコツ
・岩場での終了点作業の復習(質問に応じて)

どうやら、インエッジで足を置いたり、フロントエッジで細かいスタンスに置くだけでも、膝が痛いようです。
つまり、正対系のムーブは、ほとんどムリ!

こうやって、どのムーブだと体が痛いのか知ること、意外と大事です!
まず、リハビリ中は、そのムーブを避けて練習するべきだからです。

もう一点、それが自分の体で力が入るポイントを知る手助けにもなります。
なんせ、「クライミング中は必死すぎて、自分の体のどこの筋肉を使っているか分らない!とにかく、腕が疲れます!」というのは、ほとんどの初心者が通る道です。

だからこそ、こういう機会に腕以外の重要性を実感!
怪我で、クライミングが上手くなる人もいるくらいなのです。