2011年11月25日金曜日

専門用語はやっぱり便利(マッチ、持ち替え、飛ばし、中継、クロス)

11月24日(木)の昼は、ランナウトにてムーブ講習。
男性ANさん、女性KDさんペアの、第2回です。
クライミング中、「右手、左手、右手、左手、・・・」と順々に手を出すとは限りません。
大きめのホールドを両手で持つ(マッチ)、片手で持つくらいのホールドをもう一方の手で持ち直す(持ち替え)、いま上にある方の手を続けて出す(飛ばし、中継)、などの方法もあります。

これらほとんど、初心者が無意識に行うようなものです。
ということは、これを教えることは一見意味がないように思えます。

が、経験上、これを言葉として覚えるってことに意味があります。

例えば、
・さっきは持ち替えしたけど、飛ばしでやった方が楽かも。
というように、
専門用語を使うと話が早く、ムーブの検討がしやすいものです。

一般的に・・・
初心者同士でアドバイスし合うのは効果が低く、中級者同士ならば効果が高いものです。
中級者の方がムーブの概念を理解しているし、それを伝えるための専門用語を持っているからです。

さらに、初心者はホールドを名付けて覚えたりすることも出来ません。
ときどき、初心者同士のムーブ検討会を聞いていると、まどろっこしく感じちゃうものですよ。

初心者同士でも、自分が感じたことが正しいことも多く、それを共有できないのは勿体ない!
やっぱり、専門用語は便利なのです。
具体的な講習内容
・ネコ足(復習)
・肩の脱力(復習)
・マッチ、持ち替え、飛ばし、中継、クロス、といった手順の名称

次回は、腰を壁に近付けて頂きましょうか!