2011年6月22日水曜日

クライマーっぽい

6月21日(火)の昼は、ランナウトにてリード講習。
週1レッスン中の女性Kさん、最近復活中の常連男性YZさん。

僕の立場からすると、お客様のレベルというのは単なるグレードだけでなく、会話の節々から滲み出る経験値というのも重要です。
これがある人ほど、会話も通じますし、クライマーっぽくなってきたなあと感じるものです。

例えば、ムーブでは「足場を、こっちに変えた方が腰が壁に近付く」とか、「インエッジよりもアウトエッジにした方が距離が出る」なんて会話が出来るようになると、「おっ!分かってきましたね。」と嬉しくなります。

ロープワークと危険の判断は、まずはリードを覚えるときです。
例えば、ビレイに関して「こういうやり方もありですか?」なんて的を得た質問をふっかけられたりすると、同様に嬉しくなりますね。
特に、危険の判断は、クライミングよりも山に近づくほど重要ですから。

初心者には、何が何やら分らないクライミングですが、少しずつ自分のものにしていただけたらと思います。

具体的な講習内容
・中期レストの復習(アップがてら)
・クリップの復習(Kさん、苦手気味)
・落ちる練習、止める練習(YZさんは、ビレイで流す練習)

本日は、半分以上の時間を落ちたり止めたりしておりました。
次週で、とりあえずリードは完成とするつもりです。

ちなみに。
この日の夜は、富士山ガイドの新人相手に軽い懇親会。
僕自身、7月中旬から8月中旬までは、富士山ガイド中心の生活に入ります。

講習予約を検討されている方は、それ以降ならば空きが十分にあります。
富士山シーズンの忙しさは、毎年、蓋を開けてみないと分らないものですがね。