2011年6月17日金曜日

自立をゆっくり目指す方








6月16日(木)は、湯川の岩場にてクラック講習。
今回は、以前に城ヶ崎クラック、八ヶ岳アイスキャンディと講習を受けてきた女性TMさん。

彼女は、インドアで最近5.11aを登れるようになったそうです。
当塾にいる講習生の中で、レベルは相当高いです。

ただ、かなり怖がりな方で、自立はゆっくり目指す方向!

"自力で登った感"というのは、頭で理解出来ても、実感するのがゆっくりな方や、自分には不可能だと諦めてしまう方も多いものです。
例えば、今回のように怖がりな方、リードを諦め気味な中高年の方など。

そんな方には、無理強いは出来ません。しかし、時間を掛ければ、ゆっくりと実感できたりするものです。
つまり、講師側もゆったりと構えて、技術向上を待ちながら講習するのが良さそうです。

今回のTMさんも、カムを3つだけ購入しての講習参戦!

本日は、疑似リードがメインの講習です。
が、1番カムがセットしやすいルートだけは、リードで完登もしてもらいました。

クラックの自立は夏でしょうか、はたまた秋でしょうか?
じっくりと待ちましょう。

具体的な講習内容
デゲンナー(5.8)、台湾坊主(5.9)にて
・ハンドジャム、フィンガージャム、フィストジャム、フットジャムの確認
・カムの使い方(復習)
・疑似リードを2ルート(お客様がカムセット、講師がチェック、お客様が再度登ってカム回収)
・実践リードトライ!(デゲンナー、R.P.!)
・インクノット、分散支点の作り方、アルパインクイックドローの作り方(オマケ講習)

自立はゆっくりと言いながらも、クライミング能力は高い彼女。
講習のボリュームは、なかなかのものでしたね!