2011年5月26日木曜日

講習会を利用してクライマーになる(石田登山塾の場合)














5月25日(水)の夜は、ランナウトにてリード講習。
今回は、先月の無料体験講習から参戦のIさん、Aさんの2人組。

2人は、山のバリエーションルートに強い興味があるようです。
そんな方々に、私は、まずはジムでのリード講習を勧めます。

さて今回は、石田登山塾がその先に想定する講習の道のりを御紹介しましょう。

①ボルトルート(スポーツルート)の岩場講習で、岩場デビュー!
②クラックのリード講習で、1ピッチのアルパインクライミング!
③マルチピッチ講習で、山用のロープワークを学びます。

④最後に、入門バリエーションの実践講習!
という運びです。

もちろん、その合間合間に、リードを教えずに僕がお連れする体験講習(ガイディング)を織り交ぜることも出来ます。
もし、お客様の周りに優秀な先輩が居るなら、体験講習は不要かもしれません。

また、クライミングの伸び悩み向けムーヴ講習、雪山の基本技術、地図の読み方、などをオプションとして当塾を利用していくことも出来ます。

今まさに、クラック講習やマルチピッチ講習を受けている方は、これで少し全体像が見えるでしょうか。

ちなみに、本気でアルパイン目指す人は、登山技術(特に冬山)はクライミングと同じくらい習得に時間が掛かることを覚悟した方が良いです。

具体的な講習内容
・トップロープのビレイ(スライド式、持ち替え式)
・足音を立てない登り方
・エイトノットの結び方
・クリップ(右手・左手、右向き・左向き)
・疑似リード(「次回は、これで練習しますよー」という紹介程度に1回だけ実践)

ジムでのリード講習だけでも、平均で3回程度。
長すぎる道のりで、アルパインの敷居の高さに驚き、挫ける人も居ます。
しかし、スポーツクライミングのトレーニングに比べ、山は経験の要素が大きいものです。
ボチボチ頑張っていれば、誰もが必ずベテランになれます。

コツコツだと思います。