2011年1月14日金曜日

ジャミング&カムセット講習

1月13日(木)は、城ヶ崎にてクラック講習。

今回は、山の店デナリのお客様で、以前から私のブログを見ていたとの方。

アフリカのケニア山のバリエーション(オールナチュプロ)に、最近連れて行ってもらったそうです。
それを切っ掛けに、クラックや、アルパインにも強い興味を持ったそうで。
カム回収などへも興味津々。

クラック講習は1日にしてならず。
まずは、ハンドジャムなどの代表的なジャミングを練習。
次に、カムセットの基本的な仕組みを知って練習。
本日は、ここまででした。

あとは、5.8くらいがトップロープで余裕になるまで、ジャミングとカムに慣れていけば大丈夫です。

当塾では、極力早い段階でカムに触ってもらうことにしています。
理由は、トップロープ慣れをし過ぎると、その後の上達に弊害があると思うからです。

スポーツルートなら落ちるまで突っ込む、クラックルートならテンション掛け掛けでも最低でもリードで最初から取り付く。

この姿勢は、「単純な怖さと本当の危険を区別する」、っていうクライミング慣れをするために大事なことだと思います。

後から身に付けるのも、案外難しいものだと思いますので。

めちゃくちゃ厳しく聞こえるかもしれませんね(笑)。
でも、カムセットで「OK!」になるまでは卒業させませんので、御安心ください。
卒業と言っても、リード出来る方がレベルアップ講習を受けていただくことも可能です。

具体的な講習内容
エリア:ファミリーエリア
ルート:
ビギナーズ・クラック(5.6)
ベビー・クラック(5.7)
シスター・クラック(5.8)
この3本で、繰り返し練習。

・ハンドジャム、フィンガージャム、フィストジャム、フットジャム
・カムセット練習、回収方法のコツ
・懸垂下降の仮固定(大人気項目?またも質問される!)
・ATCを落とさないための方法

ところで、クラック講習をやっていく中で、トップロープのジャミング講習とカムセット講習を区別出来ないことが分かりました。
そこで、カムセット講習を1万5千円から、通常の岩場講習の1万円に価格統一しようと思います。
ホームページ上での更新は、少し遅れると思います。
よろしくお願いいたします。