2010年12月16日木曜日

講習or徒弟制度?

僕の所属するチーム84の忘年会がありました。

最近、84では初心者的な新人比率が増えまくっております。

同人には、新人教育義務はないので、基本的には放っておかれます。

彼らの言葉を借りると、「会費も義務も無いし、良い人たちだから、とりあえず集会に参加し続けるところだけでも。」といった所です。
実際、色々なジャンルの登山・クライミングを実施する人を受け入れる84は、居心地も悪くないと思います。

新人教育義務がないとは言っても、気に入った新人は、タイミングが合えば連れて行きます。
が、人数が増えてきたり、完全な初心者が入ってきたりすると、さすがに面倒を見るのも難しいです。

最近では、石田登山塾にお客様として参加してでも、という人もおります。

でも、仲間からお金取って講習するのは、色々微妙な気がします。
同人は、単なるパートナー集めの場なのか、それとも無償の義理人情の山仲間なのか?

どうしたら良いんだろう?

ところで・・・
石田登山塾では、他会の講習や訓練、新人教育を請け負ったりしています。
それも、この同人流行りの時代の流れでしょう。

しかし、全部外注してたら、山岳会の上下の繋がりも薄くなり、いつかツケを払うことになると予想しています。

つまり、プロの講習会は大変効果的ですが、山岳会の徒弟制度を完全に埋めることは出来ないと思うわけです。

話を戻すと、今回は84の人にあまりに強く頼まれたので、石田登山塾として講習を実施してみようと思います。

話が長くなりました。僕も、僕がどうすべきか分かりません。
これから、山業界の在り方が変わっていくのかもしれませんねぇ。