2010年11月11日木曜日

理詰めは混乱の元や否か?

11月10日(水)の夜は、ランナウトにてジム講習。
今回は、常連のTさん。
本日は、ムーヴの復習8割、リード講習2割で行いました。

クライミングのムーヴを教える難しさの1つに、
「ある程度本能的に体が動き、理詰めが苦手な人に説明すると、逆に混乱することがある」
という点があります。

Tさんの場合、半ば本能的に色々な動きが使い分けられていて、割りと上手く登れていました。
が、もう少し細かくアドバイスするためには、自分の苦手を把握してもらうとグッドです。

そのためには、ある程度ムーヴの名前などを覚えて、動きを分類して自覚してもらうのが良いと、僕は思います。

ただ、どうしても理詰めになるので、中途半端に教えても単なるお節介。
混乱させるだけです。

そして今日、「根気よく続けたTさんの頭が整理されてきた」と、会話の節々で感じられました。

あとは、コツコツです。
おそらく、Tさんにとっての大きな壁は越えかけていますよ。

具体的な講習内容
・超基本ムーヴの復習
(特に、ダイアゴナルの足位置に関して詳しく)
・リードのロープワーク確認
・落ちる練習(事始め程度)

リードの形は概ね出来てました。
あとは落ちたり止めたりして、リアリティーを持ってリード出来るようにしていくことですね。